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29v_さ_せる

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29v_さ_せる [2024/02/01 14:34] – [文型を使う上で理解が必要な情報] kaken29v_さ_せる [2024/02/26 00:09] (現在) – 削除 kaken
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-====== 29[V(さ)せる] ====== 
-===== 基本情報 ===== 
-旧JLPT該当級:3\\ 
-品詞: 助動詞\\ 
-前接: V否定形\\ 
-意味:1 強制\\ 
-   2 許可 
-===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== 
-・V(ら)れる[[118V(ら)れる|118[V(ら)れる]]]\\ 
-・V(さ)せられる[[28v_さ_せられる|28[V(さ)せられる]]] 
-===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== 
-・**動詞のグループ****(辞書形)**\\  
-動詞グループ1\\ 
- ・か**<color #ed1c24>う</color>**、ま**<color #ed1c24>つ</color>**、と**<color #ed1c24>る</color>**   など    \\ 
- ・よ**<color #ed1c24>む</color>**、よ**<color #ed1c24>ぶ</color>**、し**<color #ed1c24>ぬ</color>**   など\\ 
- ・か**<color #ed1c24>く</color>**、およ**<color #ed1c24>ぐ</color>**     など\\ 
- ・はな**<color #ed1c24>す</color>**        など\\ 
-動詞グループ2\\ 
- ・たべ**<color #ed1c24>る</color>**、ね**<color #ed1c24>る</color>**     など\\ 
- ・み**<color #ed1c24>る</color>**、おき**<color #ed1c24>る</color>**     など\\ 
-動詞グループ3\\ 
- ・する\\ 
- ・くる\\ 
-                    **動詞:(さ)せる形**[[⑥動詞活用|[動詞活用] ]] 
-^**  形  **^  **グループ1**  ^^^^**  グループ2  **^^**  グループ3  **^^ 
-^**辞書形**|とる|よむ|かく|はなす|たべる|みる|する|くる| 
-^**(さ)せる形**|とら**せる**|よま**せる**|かか**せる**|はな**させる**|たべ**させる**|み**させる**|**させる**|**こさせる**| 
- 
-・**有情物/無情物**\\  
- 有情物=人、動物\\ 
- 無情物=もの、こと\\ 
-\\ 
-・**動詞のタイプ**:自動詞/他動詞 [[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]] 
-===== 機能 ===== 
-==== 機能1★: 使役 ====  
-**〈他動詞〉N1は(/が)N2にN3をV(さ)せる **\\     **〈自動詞〉N1は(/が)N2に/をV(さ)せる** 
-==== 用法1:強制 【N1は(/が)N2にVの行為をするように強制する】 ==== 
-**〈他動詞〉N1は(/が)N2にN3をV(さ)せる**\\ 
-**〈自動詞〉N1は(/が)N2を/にV(さ)せる** 
-=== 機能1用法1用例: === 
-例1.母親は子どもに部屋を片付けさせる。\\ 
-例2.母親は子どもにピーマンを食べさせた。\\ 
-例3.先生は子どもたちを/に走らせた。\\ 
-例4.父親は子どもを早く寝かせた。 
-==== 用法2:許可 【N1は(/が)N2にVの行為をすることを許可する】 ==== 
-**〈他動詞〉N1は(/が)N2にN3をV(さ)せる**\\           
-**〈自動詞〉N1は(/が)N2に/をV(さ)せる** 
-=== 機能1用法2用例: === 
-例5.父親は子どもに9時までゲームをさせた。\\ 
-例6.親が子どもに/を留学に行かせた。\\ 
-例7.部屋を開けて、待っていた人を中に入らせた。 
-==== 用法3:誘発(感情の原因) ==== 
-**〈自動詞〉N1はN2をV(感情動詞)(さ)せる**\\ 
-=== 機能1用法3用例: === 
-例8.花をあげて、母を喜ばせた。\\ 
-例9.田中さんはいつも友だちを笑わせている。\\ 
-例10.おもちゃを壊して、子どもを泣かせた。 
-=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === 
-・V(ら)れる\\ 
-・V(さ)せられる 
-=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === 
-**V(ら)れる(受け身):N2がする、N1が迷惑/恩恵を受ける**\\ 
-例)私(N1)は母(N2)にメールを読まれた。→母がメールを読んだ。私は母がメールを読んだことで迷惑を受けた。\\ 
-例)よう子ちゃん(N1)は、小さいころ、みんな(N2)にかわいがられていた。→みんながよう子ちゃんをかわいがる。よう子ちゃんはみんながかわいがることの恩恵を受けた。\\ 
-**V(さ)せられ る(使役の受け身):N1がする、N2が働きかける**\\ 
-例)私(N1)は母(N2)に本を読ませられる。→私は読む。母が働きかける。\\ 
-**V(さ)せる(使役):N1が働きかける、N2がする**\\ 
-例)お母さん(N1)が子ども(N2)に本を読ませる。→お母さんが働きかける。子どもが読む。 
-===== コラム ===== 
-➣N1、N2=有情物\\ 
-\\ 
-➣自動詞は、「**せる**」がつくと、他動詞になる。\\ 
- 自動詞+せる→他動詞\\ 
-\\ 
-➣助詞の使い方\\ 
-〈他動詞〉【N1は/がN2**に**N3**を**]\\ 
-〈自動詞〉【N1は/がN2**を**/**に**]\\ 
-※「**強制**」のとき、「**N2を**」が一般的であるが、「N2に」の場合もある。\\ 
-※「**許可**」のとき、「**N2に**」が一般的であるが、「N2を」の場合もある。\\ 
-※「**誘発**」のとき、いつも「**N2を**」を使う。\\ 
-\\ 
-➣「**~さんが私にV(さ)せる**」は適切ではない。代わりに、「**私は~さんにVさせられる**」という形を使う。\\ 
-\\ 
-➣「(さ)せる」を使った表現\\ 
-・V(さ)せてもらう/いただく/くれる/くださる\\ 
-例)先生、あした休ませていただけますか。\\ 
-例)留学に行かせてください。 
-====== 確認問題 ======  
-1 母親はいやがっている子供{a.に b.を}おふろに入らせた。 \\ 
-2 暑かったから、子どもにエアコンを{a.つけさせた b.つけられた}。\\ 
-3 プレゼントを渡して、友だち{a.に b.を}びっくりさせた。 
-====== 確認問題の説明 ====== 
-1 cf.機能1用法1、コラム\\ 
-2 cf.機能1\\ 
-3 cf.機能1用法3、コラム 
  
29v_さ_せる.1706765687.txt.gz · 最終更新: 2024/02/01 14:34 by kaken

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