43だろう
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43だろう [2024/02/29 11:24] – [機能1 ★:話し手の推測] kaken | 43だろう [2024/03/01 16:08] (現在) – kaken | ||
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**だろう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**話し手の予想****が** | **だろう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**話し手の予想****が** | ||
**正しいと話し手が思ってい****る**ときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例6 \\ | **正しいと話し手が思ってい****る**ときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例6 \\ | ||
+ | 普通体の書きことばと、主に男性がていねいではない話しことばで使う。\\ | ||
例5. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるだろう【話し手の推量】。 \\ | 例5. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるだろう【話し手の推量】。 \\ | ||
例6.# | 例6.# | ||
\\ | \\ | ||
**でしょう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**話し手の予想 が正しいと話し手が思っ****ている**ときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例8\\ | **でしょう:**話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。**話し手の予想 が正しいと話し手が思っ****ている**ときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例8\\ | ||
- | 「だろう」よりていねいな形。\\ | + | 「だろう」よりていねいな話しことば。\\ |
例7. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるでしょう【話し手の推量】。 \\ | 例7. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるでしょう【話し手の推量】。 \\ | ||
例8.# | 例8.# | ||
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\\ | \\ | ||
**そうだ**:話し手が兆候や外観から人・ものの様子やできごとが起こる可能性について判断する(予想する)。\\ | **そうだ**:話し手が兆候や外観から人・ものの様子やできごとが起こる可能性について判断する(予想する)。\\ | ||
- | 「**Vそうだ**」:①話し手の判断・予想\\ | + | 「**Vそうだ**」:①話し手の判断・予想→例12、例14\\ |
- | ②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】\\ | + | ②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】→例13\\ |
- | 「**Aそうだ**」:外観からの今の様子についての推測\\ | + | 「**Aそうだ**」:外観からの今の様子についての推測→例15、例16\\ |
例12.きょう、雨が降りそうだ。\\ | 例12.きょう、雨が降りそうだ。\\ | ||
例13.本がたなから(すぐ/今にも)落ちそうだ。\\ | 例13.本がたなから(すぐ/今にも)落ちそうだ。\\ | ||
行 55: | 行 56: | ||
・でしょう | ・でしょう | ||
=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
- | 「だろう」と「でしょう」の大きな違いはない。「でしょう」は「だろう」よりていねいな形。 | + | 「だろう」と「でしょう」の大きな違いはない。「でしょう」は「だろう」よりていねいな話しことば。また、話しことばでは主に男性が使う「だろう」となることもある。 |
=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
例18.このくだものはおいしいでしょう。↗\\ | 例18.このくだものはおいしいでしょう。↗\\ |
43だろう.1709173497.txt.gz · 最終更新: 2024/02/29 11:24 by kaken