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初級日本語文法の総まとめ

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48vてあげる

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48vてあげる [2024/02/29 14:00] – [基本情報] kaken48vてあげる [2024/02/29 18:07] (現在) – [48[Vてあげる](Vてさしあげる、Vてやる)] kaken
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 ====== 48[Vてあげる](Vてさしあげる、Vてやる) ====== ====== 48[Vてあげる](Vてさしあげる、Vてやる) ======
-cf.[[⑦授受動詞|[授受動詞] ]]+cf.[[⑦授受動詞|[授受動詞] ]]
  
 ===== 基本情報 ===== ===== 基本情報 =====
行 48: 行 48:
 ==== 機能1★: [与え手=主語]が[受け手=非主語]に(/のために)~を~てあげる(さしあげる・やる) ==== ==== 機能1★: [与え手=主語]が[受け手=非主語]に(/のために)~を~てあげる(さしあげる・やる) ====
 ①与え手=わたし(1p.)→受け手=あなた(2p.)\\ ①与え手=わたし(1p.)→受け手=あなた(2p.)\\
-②与え<color #ff7f27></color>=わたし(1p.)→受け手=~さん(3p.)\\ +②与え手=わたし(1p.)→受け手=~さん(3p.)\\ 
-③与え<color #ff7f27></color>=あなた(2p.)→受け手=~さん(3p.)\\ +③与え手=あなた(2p.)→受け手=~さん(3p.)\\ 
-④与え<color #ff7f27></color>=~さん(3p.)→受け手=~さん(3p.) \\ +④与え手=~さん(3p.)→受け手=~さん(3p.) \\ 
-==== 機能1用例: ====+=== 機能1用例: ===
 例1.(わたしは)(あなたに)料理を手伝ってあげるよ。→①\\ 例1.(わたしは)(あなたに)料理を手伝ってあげるよ。→①\\
 例2.(わたしは)田中さんに英語を教えてあげた。→②\\ 例2.(わたしは)田中さんに英語を教えてあげた。→②\\
 例3.(あなたは)山田さんに誕生日に何を買ってあげますか。→③\\ 例3.(あなたは)山田さんに誕生日に何を買ってあげますか。→③\\
 例4. 山本さんは奥さんに誕生日にネックレスを買ってあげた。→④\\ 例4. 山本さんは奥さんに誕生日にネックレスを買ってあげた。→④\\
-==== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ====+=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・Vてくれる(Vてくださる)\\ ・Vてくれる(Vてくださる)\\
 ・Vてもらう(Vていただく)\\ ・Vてもらう(Vていただく)\\
 ・お~する【謙譲語】\\ ・お~する【謙譲語】\\
-==== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  ====+=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  ===
 **Vてくれる(Vてくださる):** \\ **Vてくれる(Vてくださる):** \\
 **[与え手=主語]が[わたし/わたしと同じグループの人=非主語]に(/のために)~を~てくれる(くださる)**\\ **[与え手=主語]が[わたし/わたしと同じグループの人=非主語]に(/のために)~を~てくれる(くださる)**\\
 ⑤与え手=あなた(2p.)→受け手=わたし(1p.)/わたしと同じ社会的グループの人(3p.)\\ ⑤与え手=あなた(2p.)→受け手=わたし(1p.)/わたしと同じ社会的グループの人(3p.)\\
-⑥与え<color #ff7f27></color>=~さん(3p.)→受け手=わたし(1p.)/わたしと同じ社会的グループの人(3p.)\\+⑥与え手=~さん(3p.)→受け手=わたし(1p.)/わたしと同じ社会的グループの人(3p.)\\
  
 **Vてもらう(Vていただく):** \\ **Vてもらう(Vていただく):** \\
 ** [受け手=主語]が[与え手=非主語]に~を~てもらう(いただく)**\\ ** [受け手=主語]が[与え手=非主語]に~を~てもらう(いただく)**\\
 ⑦受け手=わたし(1p.)←与え手=あなた(2p.)\\ ⑦受け手=わたし(1p.)←与え手=あなた(2p.)\\
-⑧受け<color #ff7f27></color>=わたし(1p.)←与え手=~さん(3p.)\\+⑧受け手=わたし(1p.)←与え手=~さん(3p.)\\
 ⑨受け手=あなた(2p.)←与え手=~さん(3p.)\\ ⑨受け手=あなた(2p.)←与え手=~さん(3p.)\\
 ⑩受け手=~さん(3p.)←与え手=~さん(3p.)\\ ⑩受け手=~さん(3p.)←与え手=~さん(3p.)\\
行 77: 行 77:
  
  
-==== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ====+=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
 例5.ペン、貸してくれる?→⑤\\ 例5.ペン、貸してくれる?→⑤\\
 例6.誕生日に母がネックレスを買ってくれた。→⑥\\ 例6.誕生日に母がネックレスを買ってくれた。→⑥\\
行 91: 行 91:
 ===== コラム ===== ===== コラム =====
 ➣**Vてさしあげる:  [与え手=主語=目下の人]、[受け手=非主語=目上の人]**\\ ➣**Vてさしあげる:  [与え手=主語=目下の人]、[受け手=非主語=目上の人]**\\
-例)(わたし先生に国おみやげを買ってさしあげました。<color #ff7f27>←文法的には正しいが,言わない。使わない。恩着せがましい</color>\\+例)(わたし→(たとえば年配人)【申し出】手伝ってさしあげましょうか。\\
  
 ➣**Vてやる:[与え手=主語=目上の人]、[受け手=非主語=動物、植物、目下の人]**\\ ➣**Vてやる:[与え手=主語=目上の人]、[受け手=非主語=動物、植物、目下の人]**\\
行 101: 行 101:
  
 ===== 確認問題 ===== ===== 確認問題 =====
-1 子どもに勉強を手伝って{a.さしあげた  b.やった}。\\ +1 子どもに勉強を手伝って{a.さしあげた   b.やった}。\\ 
-2 夫{a.のために b.}べんとうを作ってあげた。\\+2 夫{a.に b.}べんとうを作ってあげた。\\
 3 漢字の読みかたがわからなかったので、日本人の友だち{a.が b.に}教えてもらった。\\ 3 漢字の読みかたがわからなかったので、日本人の友だち{a.が b.に}教えてもらった。\\
  
48vてあげる.1709182821.txt.gz · 最終更新: 2024/02/29 14:00 by kaken

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