日本語参照文法

初級日本語文法の総まとめ

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50vている

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50 [Vている]

基本情報

旧JLPT該当級:4
品詞: 文型
前接: Vて
意味: アスペクト(できごとのとらえかた:進行、反復、結果)

使い分けが必要な文法・文型

・Vる
・Vてある
・Vた

文型を使う上で理解が必要な情報

                      動詞のタイプ

1)動きがある動詞 2)動きがない
(状態)動詞
 Nをとらない
 動詞
あるいるできる似る似合う
①動きがしばらく続く動詞(動作動詞)②動きが短い動詞(変化/瞬間動詞)
①-1
Nをとる動詞
①-2
Nをとらない動詞
歩く寝る
②-1
Nをとる動詞
かぶる、着る】
②-2
Nをとらない動詞
①-1-1
自他のペアがない
【食べる、書く】
①-1-2
自他のペアがある
【消す、つける】
②-2-1
自他のペア
がない
【死ぬ、結婚する】
②-2-2
自他のペアがある
【消える、つく】

機能

機能1★: 現在、動きが続いている

1)①の動詞を使う

機能1用例:
例1.田中さんは、今、ごはんを食べている。

例2.子どもは、今、寝ている。

機能1と使い分けが必要な文法・文型:
Vる
1)、2)の動詞を使う

機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:
V ている: V の動きがいま続いている
V る:  V の動きをこれからする

機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例:
例3.田中さんは、これから、ごはんを食べる。
例4.田中さんは、来月、結婚する。

機能2★:動き・結果のくりかえし【習慣】 (いつも、毎日・・・)

1)の動詞を使う  ※1)②-2-1の動詞 はあまり使わない 

機能2用例:
例5.先生は、いつも、研究室で昼ごはんを食べている。
例6.毎日、8時間、寝ている。
例7.この部屋の電気は、いつも、ついている。

機能2と使い分けが必要な文法・文型:
Vる
1)の動詞も、2)の動詞も使うが、基本的に1)①、2) の動詞をよく使う

機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い:
VているVるの大きな違いはないが、「最近」を使うと、 「V ている」のほうがいい。
例8.田中さんは、最近、フランス語を勉強している。

機能3★:結果が続いている

1)②の動詞を使う

機能1用例:
例9.教室の電気がついている。
例10.田中さんはコートを着ている。
例11.山田さんは結婚している。

機能1と使い分けが必要な文法・文型:
Vてある
1)①-1 の動詞を使う

機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:

動作主(動きをする人) 動き・変化 結果
Vている × 電気がついた 電気がついている
Vてある 先生が 電気をつけた 電気がつけてある

機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例:
例12.教室の電気がつけてある。
例13.ここに住所が書いてある。

機能4★★:経験・経歴

1)の動詞を使う

機能4用例:
例14.この本はもう読んでいる。
例15.この町には10年前に来ている。
例16.この橋は5年前に壊れている。(白川監修、『日本語文法ハンドブック』,p.84)

機能4と使い分けが必要な文法・文型:
Vた

機能4と使い分けが必要な文法・文型の用例:
例17.この本はもう読んだ。
例18.この町には10年前に来た。
例19.この橋は5年前に壊れた。

機能4と使い分けが必要な文法・文型の違い:
V ている: V の動き(過去の動き)は発話時(現在)にかかわりがある
V た:  Vの動きの完了。V の動き(過去の動き)は発話時(現在)にかかわりがない

用例Vの動き現在とのかかわり
Vている この本はもう読んでいる。 本を読んだ 今、この本の内容を知っている
この橋は5年前に壊れている。橋が壊れた 今、この橋は使えない
Vた この本はもう読んだ。 本を読んだ ×
この橋は5年前に壊れた。 橋が壊れた ×

コラム

・2)の状態動詞は、つうじょう、「Vている」の形をもたない
ある⇒あっている ×
いる⇒いている  ×
※例外:似合っている、できている

・いつも「Vている」の形で使う動詞がある
住む⇒住んでいる
持つ⇒持っている
知る⇒知っている
似る⇒似ている

・いくつかの機能で使われる動詞がある。区別は文脈の中でする。
来る⇒来ている:
田中さんは、今、大学へ来ている。(動きが続いている)
田中さんは、今、大学に来ている=大学にいる。(結果が続いている)
リンさんは、毎年、日本に来ている。(くりかえし)

着る⇒着ている:
母は、今、着物を着ている。(動きが続いている)
母は、今、着物を着ている。(結果が続いている)
母は、いつも、着物を着ている。(くるかえし)

落ちる⇒落ちている:
花が木からひらひら落ちている。(動きが続いている)
あそこにさいふが落ちている。(結果が続いている)

・無意志的できごとに「Vている」を使う/意志的できごとに「Vてある」を使う
電気がついている(無意志的できごと)
電気がつけてある(意志的できごと)

・1)②(主に、1)②-2)の動詞の「ている」形には、機能3(「結果が続いている」)と機能4(「経験・経歴」)があるが、その違いは次のようだ。

機能3「結果が続いている」:Vの動き(過去の動き)と現在の連続性がある
この橋は5年前から壊れている。>この橋は5年前から現在までずっと壊れている。

機能4「経験」:Vの動き(過去の動き)と現在の連続性がない
この橋は5年前に壊れている。>この橋は現在は使えない。

・否定形 ⇒ Vていない
・過去形 ⇒ Vていた

・会話で「ている」の「い」がよく落ちる。
待っている→待ってる

確認問題

1 これからごはんを{a.作る b.作っている}から、待っててね。
2 A:子どもがいないね。
 B:【外を見て】、あっ、庭で{遊ぶ・遊んでる}よ。
3 A:Bさん、今、どこにいる?
  B:駅の前で{待つ・待ってる}よ。
4 テーブルの上にコップが並べて{いる・ある}。
5 あそこにさいふが{落ちている・落としてある}。

確認問題の説明

1 cf. 機能1
2 cf. 機能1
3 cf. 機能1
4 cf. 機能3
5 cf. コラム 無意識的なできごと

50vている.1674185178.txt.gz · 最終更新: 2023/01/20 12:26 by kaken

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