93はずだ
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93はずだ [2024/02/27 14:40] – [コラム➣] kaken | 93はずだ [2025/05/07 13:43] (現在) – kaken | ||
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話し手が**根拠(客観的な理由)に基づいて**確信していること | 話し手が**根拠(客観的な理由)に基づいて**確信していること | ||
=== 機能1用例: === | === 機能1用例: === | ||
- | 例1.【今6時だ】6時に約束をしているので、田中さんはもうすぐ来るはずだ。\\ | + | 例1.【今6時だ】6時に約束をしているので、田中さんはもうすぐ来る**はずだ**。\\ |
- | 例2.ヤンさんは、4年生だから、今年、卒業のはずだ。\\ | + | 例2.ヤンさんは、4年生だから、今年、卒業の**はずだ**。\\ |
- | 例3.まだ2月だから、北海道は寒いはずだ。\\ | + | 例3.まだ2月だから、北海道は寒い**はずだ**。\\ |
- | 例4.山田さんは、毎日、パンを食べているから、パンは好きなはずだ。\\ | + | 例4.山田さんは、毎日、パンを食べているから、パンは好きな**はずだ**。\\ |
- | 例5.木村さんは、熱があるから、きょうのパーティーには来ないはずだ。 | + | 例5.木村さんは、熱があるから、きょうのパーティーには来ない**はずだ**。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
・はずがない | ・はずがない | ||
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
- | 例6.木村さんは、今、アメリカにいるから、きょうのパーティーには来るはずがない。\\ | + | 例6.木村さんは、今、アメリカにいるから、きょうのパーティーには来る**はずがない**。\\ |
- | 例7.部屋の中が30度だから、寒いはずがない。 | + | 例7.部屋の中が30度だから、寒い**はずがない**。 |
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
「**はずだ**」:話し手は、**根拠(客観的な理由)に基づいて、そのような可能性があることを**確信している\\ | 「**はずだ**」:話し手は、**根拠(客観的な理由)に基づいて、そのような可能性があることを**確信している\\ | ||
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===== コラム➣ ===== | ===== コラム➣ ===== | ||
➣「はずだ」と間違いやすい文型\\ | ➣「はずだ」と間違いやすい文型\\ | ||
- | 「はずだ」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ | + | 「**はずだ**」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ |
- | 「だろう」:話し手の推測(根拠はない)\\ | + | 「**だろう**」:話し手の推測(根拠はない)\\ |
- | 「Vなければならない」:義務\\ | + | 「**Vなければならない**」:義務\\ |
例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ | 例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ | ||
例)ヤンさんは、日本語が上手だろう。→話し手はそう思うだけ\\ | 例)ヤンさんは、日本語が上手だろう。→話し手はそう思うだけ\\ | ||
例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務 | 例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務 | ||
93はずだ.1709012429.txt.gz · 最終更新: 2024/02/27 14:40 by kaken