====== 114[Vようになる] ====== ===== 基本情報 ===== 旧JLPT該当級:3\\ 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 前接: V(動詞)**る**形/V(動詞)**ない**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ 意味:変化 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ・Vようにする[[113vようにする|113[Vようにする]]]\\ ・Vことにする[[24vことにする|24[Vことにする]]]\\ ・Vことになる[[25vことになる|25[Vことになる]]] ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== **・意味に「変化」の意味を持っている動詞:**「増える」、「減る」、「上がる」、「下がる」 など\\ ※「ようになる」を使わなくても「変化」を表すことができる。\\ ※可能形([[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]])がない。 ===== 機能 ===== ==== 機能1★:変化 ==== ※「**V可能形**ようになる」で使うことが多い。 === 機能1用例: === 例1.毎日使うと、日本語が上手に話せるようになる。\\ 例2.なっとうを食べる(/なっとうが食べられる)ようになった。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === ・Vようにする\\ ・Vことにする\\ ・Vことになる === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === 例3.あしたから早く起きるようにする。\\ 例4.毎日、30分歩くようにした。\\ 例5.あしたから早く帰ることにする。\\ 例6.毎日、ジョギングをすることにした。\\ 例7.夜遅く、ごはんを食べないことにしている。\\ 例8.来年、留学することになった。\\ 例9.クラスを休むとき、先生に連絡することになっている。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  === ・**Vようになる**:変化\\ ・**Vようにする**:意志、努力、習慣→例3、例4 \\ ※「Vことにする」と置き換えても意味が変わらない。\\ ・**Vことにする**:話し手/主語が主体的に決めること→例5-7\\ ※「Vことにした」が最も多く使われる形\\ ・**Vことになる**:他者や事情によって決められること、ルール→例8、例9\\ ※「Vことになった」が最も多く使われる形 ===== コラム ===== ➣否定形:「**Vないようになる**」と「**Vなくなる**」がある。\\ ・一般的には「**Vなくなる**」が使われる。\\ 例)英語が 話せなくなった。\\ ・時間をかけて習慣になったことについては、「**Vないようになる**」を使うこともある。\\ 例)注意したら、文句を言わないようになった。(『日本語文型辞典』、グループ・ジャマシイ(2015)くろしお出版、p.669)