====== 23[Vことができる](できない) ======
===== 基本情報 =====
旧JLPT該当級:3\\
品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
前接: V(動詞)**る**形(辞書形)[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\
意味: 可能
===== 使い分けが必要な文法・文型 =====
・ 可能形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\
・ Vてもいい[[62Vてもいい|62[Vてもいい]]]
===== 文型を使う上で理解が必要な情報 =====
\\
**可能形**
^グループ1^^^^グループ2^^グループ3^^
|かう|よむ|かく|はなす|たべる|みる|する|くる|
|か**える**|よ**める**|か**ける**|はな**せる**|※たべ**られる**|※み**られる**|※**できる**|※**こられる**|
===== 機能 =====
==== 機能1★:可能 ====
=== 機能1用例: ===
例1.私は泳ぐことができる。\\
例2.田中さんはスキーをすることができる。\\
例3.私は辛い料理を食べることができない。\\
例4.図書館で本を10冊借りることができる。
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
・ 可能形\\
・ Vてもいい
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
例5.私は泳げる。\\
例6.田中さんはスキーができる。\\
例7.私は辛い料理は食べられない。\\
例8.図書館で本が10冊借りられる。\\
例9.A:すみません、この本を借りてもいいですか。 B:ええ、いいですよ。
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
・「**ことができる**」と「**可能形**」はほとんど違いがなく、置き換えが可能であるが、フォーマルな会話では「**ことができる**」が用いられる。\\
・**Vてもいい**:Vをするための許可
===== コラム =====
➣可能形を使った文\\
・できごとの**対象の助詞**:一般的に「**が**」を使うが、「**を**」を使う場合もある。\\
※ただ、起点の「を」を「が」に置き換えることができない。\\
例) アナさんは漢字**が**/**を**書けない。\\
例) カギがかかっていて、部屋**を**出られない。\\
例)#カギがかかっていて、部屋**が**出られない。\\
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・能力的に不可能なことを表す文の主語には、「**には**」を使うことがある。\\
例)ぼく**には**そんなむずかしいことはできない。\\
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➣「わかる」のような認知動詞には可能形がない。\\
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➣**「ら」**抜きことば\\
グループ2の動詞と「来られる」の可能形は、話しことばでは、「ら」が抜けることがある。\\
例)食べられる→食べれる\\
例)見られる→見れる\\
例)来られる→来れる\\
\\
➣「可能」と「許可求め」」の意味には、同じことば(文法)が使われる言語があるが、日本語では、違う表現(文法)が使われるので、注意が必要だ。\\
可能→「Vことができる」 例)漢字を書くことができる。\\
許可求め→「Vてもいい」 例)漢字で書いてもいい。