====== 32[Vず] ======
===== 基本情報 =====
旧JLPT該当級:3\\
品詞:助動詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\
前接:V(動詞)ない[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\
意味:否定
===== 使い分けが必要な文法・文型 =====
・Vない[[72Vない|72[Vない]]]
===== 機能 =====
==== 機能1★: 否定 ====
=== 機能1用例: ===
例1.田中さんは何も言わず家を出た。 \\
例2.きょう、朝ごはんを食べずに学校に来た。
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
・Vない
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
例3.田中さんは何も言わない。 \\
例4.私はあまり朝ごはんを食べない。
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
**V ず(に):**否定(Vの動きをしないで~)。「ない」よりやや硬い表現。 \\
・連用形([[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]])として使われる(文中で使って、後ろに他の動詞が来る) \\
例)何も**言わず**家を出た。\\
例)朝ごはんを**食べずに**学校に行った。\\
\\
**Vない:**否定(Vの動きをしない)\\
・終止形([[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]])として使われる(文末で使う)\\
例)私は朝ごはんを**食べない**。\\
・連体形([[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]])として使われる(後ろに名詞が来る) \\
例)朝ごはんを**食べない****子供**が多くなった。
===== コラム =====
➣口語では、「ず」、「ずに」ではなく、「なくて」、「ないで」を使う。 \\
・「**ず**」→「**なくて**」、「**ないで**」 \\
例)友だちが**来ず**、心配した。→理由 \\
例)友だちが**来なくて**、心配した。→理由 \\
例)何も言わ**ず**家を出た。→付帯状況 \\
例)何も言わ**ないで**家を出た。→付帯状況\\
\\
・「**ずに**」→「**ないで**」 \\
例)子どもは、手を洗わ**ずに**ごはんを食べた。→付帯状況 \\
例)子どもは、手を洗わ**ないで**ごはんを食べた。→付帯状況