====== 36[Vた] ====== ===== 基本情報 ===== 旧JLPT該当級:4\\ 品詞:助動詞(**た**形)[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 前接:ー\\ 意味:過去、完了 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ・Vる[[119vる|119[Vる]]]\\ ・Vている[[51vている|51 [Vている]]]\\ ・V(た)ことがある[[22vことがある|22[ことがある](ことがない)]] ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== ・**動詞のグループ(辞書形)** \\ 動詞グループ1\\ ・か****、ま****、と****    など \\ ・よ****、よ****、し****    など \\ ・か****、およ**** 、い****   など \\ ・はな****  など\\ 動詞グループ2 \\ ・たべ****、ね****   など \\ ・み****、おき****    など \\ 動詞グループ3\\ ・する \\ ・くる\\ \\                ** 動詞:た形**[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]] ^形^ グループ1 ^^^^ グループ2 ^^ グループ3 ^^ ^辞書形|か****|よ****|か**** \\ ※い****\\ およ****|はな****|たべ****|み****|する|くる| ^た形|か**った**|よ**んだ**|か**いた**\\ ※い**った**\\ およ**いだ**|はな**した**|たべ****|み****|**した**|**きた**|\\ ※「い****」→「い**った**」\\ \\ ・**動詞のタイプ** [[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]\\  1)動きがある動詞:①動きがしばらく続く動詞、②動きが短い動詞 \\  2)動きがない動詞 ===== 機能 ===== ==== 機能1★: 過去、完了 ==== === 機能1用例: === 例1.夕べ、映画を見た。→動詞のタイプ① \\ 例2.部屋の電気がついた。→動詞のタイプ② \\ 例3.山田さんの家に犬がいた。→動詞のタイプ③ === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === ・Vる\\ ・Vている\\ ・V(た)ことがある === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === 例4.日よう日に、友だちと映画を見る。 \\ 例5.日よう日に、いつも映画を見る。 \\ 例6.外の電気は、(これから)7時につく。 \\ 例7.外の電気は、(いつも)7時につく。 \\ 例8.先生はこれからしばらく研究室にいる。 \\ 例9.先生はいつも研究室にいる。 \\ 例10.先生は今研究室にいる。\\ 例11.妹は、今、映画を見ている。 \\ 例12.となりの部屋の電気が、今、ついている。\\ 例13.私はなっとうを食べたことがある。\\ 例14.ヤンさんはうどんを食べたことがない。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === V**た**:Vの動き/状態が完了した\\ V **ている**: Vの動き/結果が**いま**続いている \\      ①動きがしばらく続く動詞:動きが続いている→例11 \\      ②動きが短い動詞:結果が続いている→例12\\ V **る**:\\ ・1)動きがある動詞:Vの**動きを****これからする**→例4、例6\\ ・2)動きがない動詞:Vの**状態が****これから存在する**→例8\\            Vの**状態がいま存在する**→例10\\ ・1)動きがある動詞/2)動きがない動詞:Vの**動きのくりかえし** →例5、例7、例9\\ **Vたことがある**:経験\\ 〈使うための条件〉:\\ ・[当たり前ではないこと]\\ 例)#私は寝たことがある。←当たり前のこと\\ 例)  私は15時間寝たことがある。←当たり前ではないこと\\ ・[できごとが起こってからある程度の時間が経っていること]\\ 例)#先週、この映画を見たことがある。\\ 例) 5年前にこの映画を見たことがある。 ===== コラム ===== ➣「Vた」は「Vました」の普通形[[文体|⑩[文体]]]である。くだけた会話では、「Vた」は「Vました」の代わりに使われる。\\ \\ ➣「Vた」を使った文型\\ **・Vたら** \\ 例)日本語がわからなかっ**たら**、友だちに聞く。 \\ **・Vたり** \\ 例)日よう日は、そうじをし**たり**買い物をし**たり**する。 \\ **・Vたことがある** \\ 例)一人で旅行に行っ**たことがある**。