====== 54[Vてください] ====== ===== 基本情報 ===== 旧JLPT該当級:4\\ 品詞:文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 前接:V(動詞)**て**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ 意味:行為をすることを依頼する・指示する\\ ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ・ください[[18ください|18[ください]]]\\ ・Vてくれますか/くれませんか/くださいますか/くださいませんか[[20くれる|20[くれる](くださる)]]\\ ・Vてもらえますか/もらえませんか/いただけますか/いただけませんか[[63vてもらう|63[Vてもらう](Vていただく)]]\\ ・お~ください[[⑪敬語|[敬語]]]\\ ・Vなさい[[77vなさい|77[Vなさい]]]\\ ・Vてくれ\\ ・Vないでください[[73vないでください|73[Vないでください]]] ===== 機能 ===== ==== 機能1★: 行為をすることを依頼・指示する ==== === 機能1用例: === 例1.あの本をとってください。 \\ 例2.少し手伝ってください。 \\ 例3.次の文を読んでください。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === ・ください\\ ・Vてくれますか/くれませんか/くださいますか/くださいませんか \\ ・Vてもらえますか/もらえませんか/いただけますか/いただけませんか \\ ・お~ください\\ ・Vなさい \\ ・Vてくれ \\ ・Vないでください === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === 例4.コーヒー(を)ください。\\ 例5.少し手伝ってくれますか/くれませんか/くださいますか/くださいませんか。 \\ 例6.少し手伝ってもらえますか/もらえませんか/いただけますか/いただけませんか。 \\ 例7.少々お待ちください。\\ 例8.一列にお並びください。\\ 例9.ちょっと待ちなさい。 \\ 例10.(母→子ども)部屋をそうじしなさい。 \\ 例11.早くしてくれ。 \\ 例12.ここで飲み物を飲まないでください。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === **・ください**:もののときに使う→例4\\ \\ ・「**Vてくれますか/くれませんか/くださいますか/くださいませんか」、「Vてもらえますか/もらえませんか/いただけますか/いただけませんか**」:間接的な依頼表現。ていねいに依頼する→例5、例6\\ \\ ・「**お~ください**」:ていねいに指示する→例7、例8 \\ \\ ・「**Vなさい**」:命令する→例9、例10 \\ \\ ・「**Vてくれ**」:おもに男性が命令する→例11\\ \\ ・「**Vないでください**」:動きをしないことを要求する→例12\\  ※目上の人には使えない。 ===== コラム ===== ➣くだけた会話では、「ください」を使わないで言うこともある\\ 例)あの本をとって。 \\ 例)少し手伝って。 \\ 例)次の文を読んで。\\ \\ ➣友だちや同僚への依頼:「てくれない?」