====== 76[Vなければならない] ====== ===== 基本情報 ===== 旧JLPT該当級:3\\ 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 前接: V(動詞)**ない**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]\\ 意味: 義務 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ・V(なく)てはいけない[[59vてはいけない|59[Vてはいけない]]]\\ ・V(なく)てもいい[[62vてもいい|62[Vてもいい]]]/[[75vなくてもいい|75[Vなくてもいい]]] ===== 機能 ===== ==== 機能1★: 義務 ==== === 機能1用例: === 例1.社会のルールを守らなければならない。\\ 例2.漢字を覚えるために、たくさん練習をしなければならない。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === ・V(なく)てはいけない\\ ・V(なく)てもいい === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === 例3.毎日、宿題をしなくてはいけない。\\ 例4.やさいをたくさん食べなくてはいけない。\\ 例5.教室で食べてはいけない。\\ 例6.このいすに座ってはいけない。\\ 例7.ここで食べてもいい。\\ 例8.このいすに座ってもいい。\\ 例9.この書類に住所を書かなくてもいい。\\ 例10.先生と話すとき、日本語を使わなくてもいい。英語でもいい。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  === **・Vなければいけない(=Vなくてはいけない)**:Vをすることの義務\\ ※**「Vなければならない」**と**「Vなくてはいけない」**の大きな違いはないが、**「Vなくてはいけない」**は「だれにもそうする義務がある」というときに使うが、**「Vなければならない」**は「個別の事情で義務がある」というときに使う。\\ **・Vてはいけない**:Vをすることを禁止する\\ **・V(なく)てもいい**:Vをする(しない)ことを許可する\\ ===== コラム➣ ===== ➣「Vなければいけない」のくだけた言い方:「**Vなきゃ(いけない)**」\\ 例)毎日、勉強しなきゃ(いけない)。\\ \\ ➣「なければならない」と間違いやすい文型\\ 「**はずだ**」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ 「**なければならない**」:義務\\ 例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ 例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務