====== 93[はずだ] ====== ===== 基本情報 ===== 旧JLPT該当級:3\\ 品詞: 文型[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 前接: V(動詞)/A(形容詞)/N(名詞)普通形(※Aな、Nの)[[文体|⑩[文体]]]\\ 意味: 話し手の確信 ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== ・はずがない[[92はずがない|92[はずがない]]] ===== 機能 ===== ==== 機能1★: 話し手の確信 ==== 話し手が**根拠(客観的な理由)に基づいて**確信していること === 機能1用例: === 例1.【今6時だ】6時に約束をしているので、田中さんはもうすぐ来るはずだ。\\ 例2.ヤンさんは、4年生だから、今年、卒業のはずだ。\\ 例3.まだ2月だから、北海道は寒いはずだ。\\ 例4.山田さんは、毎日、パンを食べているから、パンは好きなはずだ。\\ 例5.木村さんは、熱があるから、きょうのパーティーには来ないはずだ。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === ・はずがない === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === 例6.木村さんは、今、アメリカにいるから、きょうのパーティーには来るはずがない。\\ 例7.部屋の中が30度だから、寒いはずがない。 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:  === 「**はずだ**」:話し手は、**根拠(客観的な理由)に基づいて、そのような可能性があることを**確信している\\ 「**はずがない**」:話し手は、**根拠(客観的な理由)に基づいて、そのような可能性がないことを**確信している ===== コラム➣ ===== ➣「はずだ」と間違いやすい文型\\ 「**はずだ**」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信\\ 「**だろう**」:話し手の推測(根拠はない)\\ 「**Vなければならない**」:義務\\ 例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠\\ 例)ヤンさんは、日本語が上手だろう。→話し手はそう思うだけ\\ 例)大学で必要なので、ヤンさんは日本語を勉強しなければならない。→ヤンさんの義務