日本語参照文法

初級日本語文法の総まとめ

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⑬文のタイプ

⑬[文のタイプ]

Ⅰ. 述語のタイプ

1.名詞⇒名詞文(名詞述語文)
  例)田中さんは先生です。

2.形容詞⇒形容詞文(形容詞述語文)
  例)今日は暑いです。
  例)ケーキが好きです。

3.動詞⇒動詞文(動詞述語文)
  例)来月、国へ帰ります

Ⅱ. 単文と複文

1.単文:述語が1つ
  例)私は山田です
  例)山がきれいです。  
  例)来週、国へ帰ります

2.複文:述語が2つ以上
  例)朝、6時に起きて、朝ごはんを食べて、学校に行きます
  例)山田さんは、かみが長くて、目が大きいです。
  例)お金があったら、旅行に行きたいです。
  例)コーヒーは好きですが、お茶は好きじゃないです。

Ⅲ. 複文の種類

1.並列

  ①~て~て
   例)朝、6時に起きて、朝ごはんを食べて、学校に行きます。  
  ②~たり~たり
   例)日よう日は、そうじしたり買いものしたりします。  
  ③~し~し
   例)頭もいたいしつかれたし、もう帰ります。 
  ④~ながら
   例)毎日、テレビを見ながら、ばんごはんを食べます。

2.時間

  ①~とき~
   例)日本へ来るとき、ホストファミリーのおみやげを買いました。
   例)日本へ来たとき、パソコンを買いました。
  ②~てから~
   例)ごはんを食べてから、おふろに入ります。
  ③~たあとで~
   例)ごはんを食べたあとで、おふろに入ります。
  ④~るまえに~
   例)おふろに入るまえに、ごはんを食べます。

3.理由

  ①~から~
   例)お金がないから、旅行には行きません。
  ②~ので~
   例)もう遅いので、帰ります。
  ③~ため(に)~
   例)急用ができたため(に)、パーティーには参加できません。

4.目的

  ①~ために~
   例)試験に合格するために、いっしょうけんめい勉強します。
  ②~ように~
   例)試験に遅れないように、早く家を出ます。
  ※目的の「~ように」は、旧JLPT2級なので、この『参照文法』の項目には含まれていない。

5.条件

  ①~と~
   例)4月になると、さくらがさきます。
  ②~たら~
   例)お金があったら、外国に旅行に行きたいです。
  ③~ば~
   例)日よう日、時間があれば、そうじをします。
  ④~なら~
   例)田中さんが行くなら、私もパーティーに行きます。

6.逆接

  ①~が(けど)~
   例)たくさん勉強しましたが(けど)、合格できませんでした。
  ②~のに~
   例)たくさん勉強したのに、合格できませんでした。

7.埋め込み

  ①~か(どうか)~
   例)田中さんが今日のパーティーに来るか(どうか)わかりません。
  ②~の~
   例)ヤンさんは漢字を覚えるのがはやいです。
   例)となりの部屋で、英語で話しているのが聞こえます。
  ③~こと
   例)私のしゅみは、映画を見ることです。
   例)田中さんは、フランス語を話すことができます。

Ⅳ. 主節と従属節

主節(Q)=それだけで文になれる節
従属節(P)=主節がなければ、使えない節 
  例)お金があったら旅行に行きたいです
     従属節(P)   主節(Q)

※従属節の主語と主節の主語が異なる場合、従属節の主語に「が」を使う。
  例)田中さん来たら、はじめましょう。
      従属節(P)
    従属節の主語=田中さん、主節の主語=私たち

Ⅴ.前件と後件

前件=2節からなる複文の前の節
後件=2節からなる複文の後の節
  例)お金がないから、旅行には行きません
     前件       後件

⑬文のタイプ.txt · 最終更新: 2024/02/23 15:57 by kaken

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