【用語の説明】
『参照文法』で使われる用語や記号について:
【基本情報】にある〈品詞〉について:
・名詞(N):「わたし」、「本」、「山」、「時間」のようなことば
・指示詞:「これ」、「この」、「ここ」のようなことば
➢名詞と同じカテゴリーのことば(「これ」、「ここ」など)と形容詞と同じカテゴリーのことば(「この」、「こんな」など)がある。
・形容詞(A):「おいしい」、「にぎやかな」のようなことば
➢い形容詞:「おいしい」、「大きい」、「むずかしい」など
➢な形容詞:「にぎやかな」、「べんりな」、「ひまな」など
・動詞(V):「食べる」、「書く」、「する」のようなことば
・副詞(Adv):「きょう」、「あまり」、「とても」のようなことば
➢中に、名詞と同じカテゴリーのことば(「きょう」、「あした」、「来月」)がある。
・疑問詞(QW):「なに」、「いつ」、「だれ」のようなことば
・数量詞:(数のことば)「1つ」、「1時」、「1時間」のようなことば
・助詞:「は」、「が」、「を」、「に」、「で」のようなことば
・取り立て助詞:「しか」、「だけ」、「ばかり」など
・接続助詞(接続詞):「ので」、「たら」、「ながら」など
➢節と節、または文と文をむすぶことば
・助動詞:「がる」、「させる」、「だろう」、「らしい」のようなことば
➢単独では使えない。
➢単独で使える他のことばの後ろに付加して、文法的な意味を表す。
➢活用のあるものが多い。
・接辞:「かた」、「さ」、「にくい」など
➢単独では使えない。
➢単独で使える他のことばの後ろに付加して、文法的な意味を表す。
➢活用のないものが多い。
・形式名詞:「こと」、「ぐらい」、「ごろ」など
➢もとの意味を失っている名詞。
➢文法的な機能しかない。
・文型:「Vうとおもう」、「Vことができる」、「~と~とどちら」などのよう形式
➢二つ以上の文法的な形式(要素)から成り立つ形式にこの用語を使う。
・複合動詞:「動詞+動詞」の形
【基本情報】にある〈前接〉について:
➢文型の前に使われる形
【その他】:
・主語:
「わたしは友だちにプレゼントをあげた。」→「わたし」=主語
「子どもがにわで遊んでいる。」→「子ども」=主語
・目的語:
「わたしは友だちにプレゼントをあげた。」→「プレゼント」=(直接)目的語
・動き(動作)の対象:
「わたしは友だちにプレゼントをあげた。」→「友だち」=動作の対象/(間接目的語)
・述語:
「わたしは友だちにプレゼントをあげた。」→「あげた」=述語(動詞述語)
「田中さんはいそがしい。」→「いそがしい」=述語(形容詞述語)
「山はきれいだ。」→「きれいだ」=述語(形容詞述語)
「ヤンさんは留学生だ。」→「留学生だ」=述語(名詞述語)
・肯定形:「Vる・ます」、「Vた・ました」、「Aい(です)」、「Aかった(です)」、「A/Nだ・です」、「A/Nだった・でした」のような形
・否定形:「Vない・ません」、「Vなかった・ませんでした」、「Aくない(です)」、「Aくなかった(です)」、「A/Nじゃない(です)」、「A/Nじゃなかった(です)」のような形
・#:非文(正しくない文)を指す
・↗:上昇イントネーション
・※:注意が必要