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111ようだ

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111ようだ [2024/01/30 16:40] – [コラム] kaken111ようだ [2024/02/28 13:23] (現在) kaken
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 ===== 基本情報 ===== ===== 基本情報 =====
 旧JLPT該当級:3\\ 旧JLPT該当級:3\\
-品詞: 助動詞\\ +品詞: 助動詞[[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 
-前接: V/A/N普通形(A**な**、N**の**)\\+前接: V(動詞)/A(形容詞)/N(名詞)普通形[[文体|⑩[文体]]]A**な**、N**の**)\\
 意味:1判断・推量\\ 意味:1判断・推量\\
    2比況    2比況
行 36: 行 36:
 例17.田中さんは、今週末、ひまらしい。\\ 例17.田中さんは、今週末、ひまらしい。\\
 例18.山田さんのとなりにいる人は山田さんの弟らしい。 例18.山田さんのとなりにいる人は山田さんの弟らしい。
-=== 機能1用法1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === +=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === 
-**そうだ【様態】**:①話し手が兆候や外観から判断する・予想することを伝えるのに使う。\\ +**そうだ【様態】**:①話し手が兆候や外観から判断する・予想することを伝えるのに使う。→例6,例8、例9、例10\\ 
-        ②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】\\  +        ②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】→例7\\  
-**そうだ【伝聞】**:話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)を伝えるのに使う。話すときに使う。\\ +**そうだ【伝聞】**:話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)を伝えるのに使う。話すときに使う。→例11-14\\ 
-**らしい**:**【伝聞】「そうだ」**と**「ようだ」**の中間。**【伝聞】そうだ**より「伝聞」のニュアンスが弱い。\\ +**らしい**:**「そうだ」(伝聞)**と**「ようだ」**の中間。 **そうだ」(伝聞)**より**「伝聞」**のニュアンスが弱い。\\ 
-    話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)に自分の判断を加えて情報を伝えるのに使う。\\ +     話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)に自分の判断を加えて情報を伝えるのに使う。\\ 
-※無責任なニュアンスを帯びやすいので、責任を持って、判断を述べなければならない場合には不適切である。(『初級を教えるための日本語文法ハンドブック』p.132)\\ +     ※無責任なニュアンスを帯びやすいので、責任を持って、判断を述べなければならない場合には不適切である。\\ 
-例)【医者が患者に】♯胃が弱っているらしいです。薬を飲んでください。\\ +      例)【医者が患者に】#かぜらしいです。薬を飲んでください。\\ 
-例)【医者が患者に】 胃が弱っているようです。薬を飲んでください。\\+      例)【医者が患者に】 かぜのようです。薬を飲んでください。\\ 
 +    ②(Nらしい)そのものの典型的な性質をもっている【比況】\\ 
 +     例)子どもらしい子ども\\
 **ようだ**:①根拠に基づく話し手の判断・推量を表すのに使う。【判断/推量】\\ **ようだ**:①根拠に基づく話し手の判断・推量を表すのに使う。【判断/推量】\\
-    ②他のものに例えるときに使う。【比況】\\+    ②他のものに例えるときに使う。【比況】cf.機能2\\
 \\ \\
-※**「そうだ」(様態)**と**「ようだ」**の違い\\+※**<color #ed1c24>「そうだ」(様態)</color>**と**<color #ed1c24>「ようだ」</color>**の違い\\
 ・前接\\ ・前接\\
-**そうだ**:V連用形(<del>ます</del>形)、A(<del>い</del>、<del>な</del>)(Nとは使えない;過去形には接続しない)\\ +**そうだ**:V連用形(<del>ます</del>形)[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]]、A(<del>い</del>、<del>な</del>)(Nとは使えない;過去形には接続しない)\\ 
-**ようだ**:V普通体/A普通体/N(の/普通体)\\+**ようだ**:V普通体/A普通体/N(の/普通体[[文体|⑩[文体]]])\\
 \\ \\
 ・意味\\ ・意味\\
行 62: 行 64:
 **「V/Aようだ」**:話し手は根拠か兆候の存在から判断・推量する。\\ **「V/Aようだ」**:話し手は根拠か兆候の存在から判断・推量する。\\
 \\ \\
-例)あの人は日本語がわからない【根拠】。外国人のようだ。/外国人そうだ。\\+例)あの人は日本語がわからない【根拠】。外国人のようだ。/外国人そうだ。\\
 例)【ケーキを見て(外観)】このケーキはおいしそうだ。\\ 例)【ケーキを見て(外観)】このケーキはおいしそうだ。\\
 例)【子どもがケーキをおいしそうに食べているのを見て(根拠)】このケーキはおいしいようだ。\\ 例)【子どもがケーキをおいしそうに食べているのを見て(根拠)】このケーキはおいしいようだ。\\
-例)【傘をさしている人がたくさんいるのを見て(根拠)】雨が降っているようだ。/降っていそうだ。\\+例)【傘をさしている人がたくさんいるのを見て(根拠)】雨が降っているようだ。/降っていそうだ。\\
 例)【空の様子から(根拠/外観)】これから雨が降るようだ/降りそうだ。\\ 例)【空の様子から(根拠/外観)】これから雨が降るようだ/降りそうだ。\\
-例)【部屋は静かだ(根拠)】子どもは寝ているようだ。/子どもは寝ていそうだ。\\+例)【部屋は静かだ(根拠)】子どもは寝ているようだ。/子どもは寝ていそうだ。\\
 例)本がたなから(いつかわからないけど、これから)落ちるようだ。/本がたなから(もうすぐ)落ちそうだ。\\ 例)本がたなから(いつかわからないけど、これから)落ちるようだ。/本がたなから(もうすぐ)落ちそうだ。\\
-例)【根拠】電気がついている。山田さんはいるようだ。/山田さんはいそうだ。+例)【根拠】電気がついている。山田さんはいるようだ。/山田さんはいそうだ。
  
 ==== 機能2★:【Nのようだ】比況(似ている状況やものに例える) ==== ==== 機能2★:【Nのようだ】比況(似ている状況やものに例える) ====
 例19.あの子は人形のようだ。\\ 例19.あの子は人形のようだ。\\
 例20.このお茶はくだもののようなにおいがする。\\ 例20.このお茶はくだもののようなにおいがする。\\
-例21.あの人はロボットのように歩く。+例21.あの人はロボットのように歩く。\\ 
 +=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === 
 +・らしい                                      
 +=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===  
 +例22.子どもらしい子ども。\\ 
 +例23.今年の冬は暖かくて、冬らしくない。\\ 
 +=== 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === 
 +【**Nらしい**】:比況(そのものの典型的な性質をもっている)\\ 
 +【**Nのようだ**】:比況(似ている状況やものに例える)\\
 \\ \\
 +                                     **まとめ**
 ^ ^  前接  ^^  後続  ^  意味  ^^^^ ^ ^  前接  ^^  後続  ^  意味  ^^^^
 ^:::^V/A/N^過去形^N/V^伝聞^根拠からの\\ 判断/推量^兆候(外観)\\ からの\\ 判断/推量^比況^ ^:::^V/A/N^過去形^N/V^伝聞^根拠からの\\ 判断/推量^兆候(外観)\\ からの\\ 判断/推量^比況^
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 ➣話しことばでは、「みたい」(「みたいだ」「みたいな」「みたいに」)を使う。\\ ➣話しことばでは、「みたい」(「みたいだ」「みたいな」「みたいに」)を使う。\\
-・V/A普通形みたいだ\\ +・V/いA普通形**みたいだ**\\ 
-・Nみたいだ\\ +・N**みたいだ**\\ 
-A(<del>な</del>)みたいだ\\+・なA(<del>な</del>**みたいだ**\\
 例)雨が降ったみたいだ。\\ 例)雨が降ったみたいだ。\\
 例)あしたの天気はいいみたいだ。\\ 例)あしたの天気はいいみたいだ。\\
111ようだ.1706600413.txt.gz · 最終更新: 2024/01/30 16:40 by kaken

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