111ようだ
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111ようだ [2024/02/28 12:41] – kaken | 111ようだ [2024/02/28 13:23] (現在) – kaken | ||
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例17.田中さんは、今週末、ひまらしい。\\ | 例17.田中さんは、今週末、ひまらしい。\\ | ||
例18.山田さんのとなりにいる人は山田さんの弟らしい。 | 例18.山田さんのとなりにいる人は山田さんの弟らしい。 | ||
- | === 機能1用法1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | + | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === |
**そうだ【様態】**:①話し手が兆候や外観から判断する・予想することを伝えるのに使う。→例6,例8、例9、例10\\ | **そうだ【様態】**:①話し手が兆候や外観から判断する・予想することを伝えるのに使う。→例6,例8、例9、例10\\ | ||
②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】→例7\\ | ②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】→例7\\ | ||
**そうだ【伝聞】**:話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)を伝えるのに使う。話すときに使う。→例11-14\\ | **そうだ【伝聞】**:話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)を伝えるのに使う。話すときに使う。→例11-14\\ | ||
- | **らしい**:**【伝聞】「そうだ」**と**「ようだ」**の中間。**【伝聞】そうだ**より「伝聞」のニュアンスが弱い。\\ | + | **らしい**:①**「そうだ」(伝聞)**と**「ようだ」**の中間。 **「そうだ」(伝聞)**より**「伝聞」**のニュアンスが弱い。\\ |
- | 話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)に自分の判断を加えて情報を伝えるのに使う。→例15-18\\ | + | 話し手が他の人から聞いたり、本で読んだりした情報(客観的な根拠)に自分の判断を加えて情報を伝えるのに使う。\\ |
- | ※無責任なニュアンスを帯びやすいので、責任を持って、判断を述べなければならない場合には不適切である。(『初級を教えるための日本語文法ハンドブック』p.132)\\ | + | ※無責任なニュアンスを帯びやすいので、責任を持って、判断を述べなければならない場合には不適切である。\\ |
- | 例)【医者が患者に】♯胃が弱っているらしいです。薬を飲んでください。\\ | + | 例)【医者が患者に】#かぜらしいです。薬を飲んでください。\\ |
- | 例)【医者が患者に】 胃が弱っているようです。薬を飲んでください。\\ | + | 例)【医者が患者に】 かぜのようです。薬を飲んでください。\\ |
+ | ②(Nらしい)そのものの典型的な性質をもっている【比況】\\ | ||
+ | 例)子どもらしい子ども\\ | ||
**ようだ**:①根拠に基づく話し手の判断・推量を表すのに使う。【判断/推量】\\ | **ようだ**:①根拠に基づく話し手の判断・推量を表すのに使う。【判断/推量】\\ | ||
- | ②他のものに例えるときに使う。【比況】\\ | + | ②他のものに例えるときに使う。【比況】cf.機能2\\ |
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- | ※**「そうだ」(様態)**と**「ようだ」**の違い\\ | + | ※**<color #ed1c24>「そうだ」(様態)</ |
・前接\\ | ・前接\\ | ||
- | **そうだ**:V連用形(< | + | **そうだ**:V連用形(< |
- | **ようだ**:V普通体/A普通体/N(の/普通体)\\ | + | **ようだ**:V普通体/A普通体/N(の/普通体[[文体|⑩[文体]]])\\ |
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・意味\\ | ・意味\\ | ||
行 62: | 行 64: | ||
**「V/Aようだ」**:話し手は根拠か兆候の存在から判断・推量する。\\ | **「V/Aようだ」**:話し手は根拠か兆候の存在から判断・推量する。\\ | ||
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- | 例)あの人は日本語がわからない【根拠】。外国人のようだ。/♯外国人そうだ。\\ | + | 例)あの人は日本語がわからない【根拠】。外国人のようだ。/#外国人そうだ。\\ |
例)【ケーキを見て(外観)】このケーキはおいしそうだ。\\ | 例)【ケーキを見て(外観)】このケーキはおいしそうだ。\\ | ||
例)【子どもがケーキをおいしそうに食べているのを見て(根拠)】このケーキはおいしいようだ。\\ | 例)【子どもがケーキをおいしそうに食べているのを見て(根拠)】このケーキはおいしいようだ。\\ | ||
- | 例)【傘をさしている人がたくさんいるのを見て(根拠)】雨が降っているようだ。/♯降っていそうだ。\\ | + | 例)【傘をさしている人がたくさんいるのを見て(根拠)】雨が降っているようだ。/#降っていそうだ。\\ |
例)【空の様子から(根拠/外観)】これから雨が降るようだ/降りそうだ。\\ | 例)【空の様子から(根拠/外観)】これから雨が降るようだ/降りそうだ。\\ | ||
- | 例)【部屋は静かだ(根拠)】子どもは寝ているようだ。/♯子どもは寝ていそうだ。\\ | + | 例)【部屋は静かだ(根拠)】子どもは寝ているようだ。/#子どもは寝ていそうだ。\\ |
例)本がたなから(いつかわからないけど、これから)落ちるようだ。/本がたなから(もうすぐ)落ちそうだ。\\ | 例)本がたなから(いつかわからないけど、これから)落ちるようだ。/本がたなから(もうすぐ)落ちそうだ。\\ | ||
- | 例)【根拠】電気がついている。山田さんはいるようだ。/♯山田さんはいそうだ。 | + | 例)【根拠】電気がついている。山田さんはいるようだ。/#山田さんはいそうだ。 |
==== 機能2★:【Nのようだ】比況(似ている状況やものに例える) ==== | ==== 機能2★:【Nのようだ】比況(似ている状況やものに例える) ==== | ||
行 75: | 行 77: | ||
例20.このお茶はくだもののようなにおいがする。\\ | 例20.このお茶はくだもののようなにおいがする。\\ | ||
例21.あの人はロボットのように歩く。\\ | 例21.あの人はロボットのように歩く。\\ | ||
+ | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
+ | ・らしい | ||
+ | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
+ | 例22.子どもらしい子ども。\\ | ||
+ | 例23.今年の冬は暖かくて、冬らしくない。\\ | ||
+ | === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
+ | 【**Nらしい**】:比況(そのものの典型的な性質をもっている)\\ | ||
+ | 【**Nのようだ**】:比況(似ている状況やものに例える)\\ | ||
\\ | \\ | ||
- | | + | |
^ ^ 前接 | ^ ^ 前接 | ||
^::: | ^::: | ||
行 97: | 行 107: | ||
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➣話しことばでは、「みたい」(「みたいだ」「みたいな」「みたいに」)を使う。\\ | ➣話しことばでは、「みたい」(「みたいだ」「みたいな」「みたいに」)を使う。\\ | ||
- | ・V/(い)A普通形**みたいだ**\\ | + | ・V/いA普通形**みたいだ**\\ |
・N**みたいだ**\\ | ・N**みたいだ**\\ | ||
- | ・(な)A(< | + | ・なA(< |
例)雨が降ったみたいだ。\\ | 例)雨が降ったみたいだ。\\ | ||
例)あしたの天気はいいみたいだ。\\ | 例)あしたの天気はいいみたいだ。\\ |
111ようだ.1709091719.txt.gz · 最終更新: 2024/02/28 12:41 by kaken