2あとで
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2あとで [2024/02/25 16:38] – [基本情報] kaken | 2あとで [2024/02/29 17:25] (現在) – [用法2:V1た(P)あとで~V2(Q)] kaken | ||
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行 12: | 行 12: | ||
・たら[[41たら|41[たら]]] | ・たら[[41たら|41[たら]]] | ||
===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== | ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== | ||
- | ・**主節/従属節**[[⑬文のタイプ|[文のタイプ]]]\\ | + | ・**主節/従属節**[[⑬文のタイプ|⑬[文のタイプ]]]\\ |
主節のできごと=Q\\ | 主節のできごと=Q\\ | ||
従属節のできごと=P\\ | 従属節のできごと=P\\ | ||
行 23: | 行 23: | ||
==== 用法1:N(P)のあとで~V(Q) ==== | ==== 用法1:N(P)のあとで~V(Q) ==== | ||
=== 機能1用法1用例: === | === 機能1用法1用例: === | ||
- | 例1. 食事のあと(で)、薬を飲んでください。\\ | + | 例1. 食事のあとで、薬を飲んでください。\\ |
- | 例2. 授業のあと(で)、さんぽをした。\\ | + | 例2. 授業のあとで、さんぽをした。\\ |
=== 機能1用法1と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1用法1と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
・Nのまえに\\ | ・Nのまえに\\ | ||
行 36: | 行 36: | ||
=== 機能1用法2用例: === | === 機能1用法2用例: === | ||
例5.食事をしたあと(で)、ずっとテレビを見ている。\\ | 例5.食事をしたあと(で)、ずっとテレビを見ている。\\ | ||
- | 例6.授業が終わったあと(で)、映画を見に行く。\\ | + | 例6.授業が終わったあとで、映画を見に行く。\\ |
=== 機能1用法2と使い分けが必要な文法・文型: === | === 機能1用法2と使い分けが必要な文法・文型: === | ||
・Vるまえに\\ | ・Vるまえに\\ | ||
行 58: | 行 58: | ||
V1て(P)から~V2(Q) V1(P)→V2(Q)(PとQの継続)\\ | V1て(P)から~V2(Q) V1(P)→V2(Q)(PとQの継続)\\ | ||
V1て(P)~V2(Q) V1(P)→V2(Q)(PとQの順)\\ | V1て(P)~V2(Q) V1(P)→V2(Q)(PとQの順)\\ | ||
- | V1たとき(P)~V2(Q) V1(P)→V2(Q)(Pの時点のあとQ)\\ | + | V1た(P)とき~V2(Q) V1(P)→V2(Q)(Pの時点のあとQ)\\ |
- | V1たら(P)~V2(Q) | + | V1たら(P)~V2(Q) |
\\ | \\ | ||
**※「< | **※「< | ||
行 89: | 行 89: | ||
「**V1たあとでV2**」:V1とV2の時間的前後関係\\ | 「**V1たあとでV2**」:V1とV2の時間的前後関係\\ | ||
「**V1たらV2**」:V1とV2の時間的前後関係+条件\\ | 「**V1たらV2**」:V1とV2の時間的前後関係+条件\\ | ||
- | 例)ごはんを食べたあとで、「ごちそうさまです」と言います。→ごはんを食べる。そのあと、「ごちそうさまです」という。\\ | + | 例)ごはんを食べたあとで、「ごちそうさまです」と言います。→V1のあとでV2\\ |
- | 例)ごはんを食べたら、「ごちそうさまです」と言います。→ごはんを食べることが「ごちそうさまです」をいうための条件だ。\\ | + | 例)ごはんを食べたら、「ごちそうさまです」と言います。→V1のあとでV2、V1がV2の条件\\ |
**※「****< | **※「****< | ||
行 101: | 行 101: | ||
===== コラム ===== | ===== コラム ===== | ||
- | ➣「あとで」の「で」を省力する場合がある。「あとで」に「で」をつけない場合は、「継続」の意味が強くなる。\\ | + | ➣「あとで」の「で」を省略する場合がある。「あとで」に「で」をつけない場合は、「PとQが連続する」という意味が強くなる。\\ |
- | 例) | + | 例) |
- | (友松悦子、宮本淳、和栗雅子『どんなときどう使う日本語表現文型辞典 新装版』(2010)、p.26)\\ | + | |
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- | ➣「まえに」の「に」をふつう省略しない。\\ | + | ➣「V1て(P)から」ではQには**状態**を表す文は使えないが、「V1た(P)あと(で)」ではQには**状態**を表す文は使える。 \\ |
- | \\ | + | |
- | ➣「V1て(P)から」ではQには**状態**を表す文は使えないが、「V1た(P)あとで」ではQには**状態**を表す文は使える。 \\ | + | |
例)#パーティーが終わってから、部屋はごみで**いっぱいになっていた**。\\ | 例)#パーティーが終わってから、部屋はごみで**いっぱいになっていた**。\\ | ||
- | 例) パーティーが終わったあとで、部屋はごみで**いっぱいになっていた**。\\ | + | 例) パーティーが終わったあと、部屋はごみで**いっぱいになっていた**。\\ |
\\ | \\ | ||
➣「いつするのか」という**時を表す**とき、「V1て(P)から」は使えるが、「V1た(P)あとで」は使えないことがある。\\ | ➣「いつするのか」という**時を表す**とき、「V1て(P)から」は使えるが、「V1た(P)あとで」は使えないことがある。\\ | ||
行 118: | 行 115: | ||
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➣「V1たあとで~V2」のV2(Q)に、**命令形**や**意志形**は使いにくいが、「V1てから~V2」のV2に、**命令形**や**意志形**は使える。\\ | ➣「V1たあとで~V2」のV2(Q)に、**命令形**や**意志形**は使いにくいが、「V1てから~V2」のV2に、**命令形**や**意志形**は使える。\\ | ||
- | 例)#金をためたあと(で)、旅行に**行こうと思っています**。\\ | + | 例)#金をためたあとで、旅行に**行こうと思っています**。\\ |
- | (松岡弘、『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』(2000)、p.203)\\ | + | |
例) 金をためてから、旅行に**行こうと思っています**。\\ | 例) 金をためてから、旅行に**行こうと思っています**。\\ | ||
- | (松岡弘、『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』(2000)、p.203)\\ | ||
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**まとめ(「あとで」(/とき)「まえに」「Vてから」「Vて」)** | **まとめ(「あとで」(/とき)「まえに」「Vてから」「Vて」)** |
2あとで.1708846683.txt.gz · 最終更新: 2024/02/25 16:38 by kaken