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56[Vてくれる](Vてくださる)
cf.[授受動詞]
基本情報
旧JLPT該当級:3
品詞: 複合動詞[動詞のタイプ]
前接: Vて形
意味: 授受、恩恵
使い分けが必要な文法・文型
・Vてあげる(Vさしあげる・Vてやる)48[Vてあげる](Vてさしあげる、Vてやる)
・Vてもらう(Vていただく)61[Vてもらう](Vていただく)
文型を使う上で理解が必要な情報
・与え手と受け手
与え手=あげる人
受け手=もらう人
・主語と非主語
主語=Nが
非主語=Nに
・人称
1人称=わたし
2人称=あなた
3人称=~さん
・目上と目下
目上=話者から見て社会的地位が高い人
例)先生、社長など
目下=話者から見て社会的地位が低い人(動物)もしくは同等の地位の人
例)動物、子ども、家族、クラスメートなど
同等=話者と同じ社会的地位の人
・視点/共感
話し手の立場がおかれている場所
例)友だちが(私の)子どもに本を読んでくれた。
話し手の立場
・本動詞(単純動詞)と補助動詞(複合動詞)[動詞のタイプ]
本動詞=動詞が一つ
例)本をくれる
補助動詞=他の動詞のはたらきを助ける動詞
例)料理を手伝ってくれる
機能
機能1★:[与え手=主語]が[わたし/わたしと同じグループの人=非主語]に(/のために)~を~てくれる(くださる)
①与え手=あなた(2p.)→受け手=わたし(1p.)/わたしと同じグループの人(3p.)
②与えて=~さん(3p.)→受け手=わたし(1p.)/わたしと同じグループの人(3p.)
機能1用例:
例1.ペン、貸してくれる?→①
例2.誕生日に母がネックレスを買ってくれた。→②
例3.ジョンさんが(私の)娘に英語を教えてくれた。→②
例4.夫が私のために旅行を計画してくれた。→②
機能1と使い分けが必要な文法・文型:
・Vてあげる(Vさしあげる・Vてやる)
・Vてもらう(Vていただく)
機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:
Vてあげる(Vてさしあげる・Vてやる):
[与え手=主語]が[受け手=非主語]に(/のために)~を~てあげる(さしあげる・やる)
③与え手=わたし(1p.)→受け手=あなた(2p.)
④与えて=わたし(1p.)→受け手=~さん(3p.)
⑤与えて=あなた(2p.)→受け手=~さん(3p.)
⑥与えて=~さん(3p.)→受け手=~さん(3p.)
Vてもらう(Vていただく):
[受け手=主語]が[与え手=非主語]に~を~てもらう(いただく)
⑦受け手=わたし(1p.)←与え手=あなた(2p.)
⑧受けて=わたし(1p.)←与え手=~さん(3p.)
⑨受け手=あなた(2p.)←与え手=~さん(3p.)
⑩受け手=~さん(3p.)←与え手=~さん(3p.)
機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例:
例5.(わたしは)(あなたに)料理を手伝ってあげるよ。→③
例6.(わたしは)田中さんに英語を教えてあげた。→④
例7.(あなたは)山田さんに誕生日に何を買ってあげますか。→⑤
例8. 山本さんは奥さんに誕生日にネックレスを買ってあげた。→⑥
例9.20年前に、あなたに買ってもらったゆびわ、今でも大切にしている。→⑦
例10.このゆびわは去年の誕生日に主人に買ってもらった。→⑧
例11.漢字はだれに教えてもらいましたか。→⑨
例12.アンナさんは山田さんに漢字の勉強を手伝ってもらいました。→⑩
コラム
・Vてくださる: [与え手=主語=目上の人]が[受け手=非主語=目下の人]に(/のために)~を~てくださる
先生が本をプレゼントしてくださいました。
ジョンさんが(わたしの)こどもに英語を教えてくださいました。
・省略
「あなた」ということばは使わない。
「わたし」ということばはよく省略される。
確認問題
1 先生がレポートをほめて{a.さしあげた b.くださった}。
2 母{a.に b.が}おべんとうを作ってくれた。
3 漢字の読みかたがわからなかったので、友だち{a.が b.に}教えてくれた。
確認問題の説明
1 cf.機能1
2 cf.機能1
3 cf.機能1