8vおわる_おえる
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8vおわる_おえる [2024/01/30 10:58] – [機能1★:動作の終了] kaken | 8vおわる_おえる [2024/03/01 16:45] (現在) – [機能1★:動作の終了] kaken | ||
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行 2: | 行 2: | ||
===== 基本情報 ===== | ===== 基本情報 ===== | ||
1.旧JLPT該当級:3 \\ | 1.旧JLPT該当級:3 \\ | ||
- | 2.品詞: 複合動詞 [[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]]\\ | + | 2.品詞: 複合動詞 [[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]][[用語の説明|【用語の説明】]]\\ |
- | 3.前接: V連用形(< | + | 3.前接: V(動詞)連用形(< |
4.意味: 動作の終了 | 4.意味: 動作の終了 | ||
===== 使い分けが必要な文法・文型 | ===== 使い分けが必要な文法・文型 | ||
・Vはじめる[[91Vはじめる|91[Vはじめる] ]] \\ | ・Vはじめる[[91Vはじめる|91[Vはじめる] ]] \\ | ||
・Vだす [[39Vだす|39[Vだす] ]]\\ | ・Vだす [[39Vだす|39[Vだす] ]]\\ | ||
- | ・Vつづける(つづく)[[44Vつづける_つづく|44[Vつづける(つづく)] ]] | + | ・Vつづける(つづく)[[44Vつづける_つづく|44[Vつづける(つづく)] ]] \\ |
+ | ・Vてしまう[[57vてしまう|57[Vてしまう]]] | ||
===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== | ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== | ||
- | ・**動詞のタイプ** [[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]]\\ | + | ・**動詞のタイプ** [[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]\\ |
1)動きがある動詞:①動きがしばらく続く動詞、②動きが短い動詞 \\ | 1)動きがある動詞:①動きがしばらく続く動詞、②動きが短い動詞 \\ | ||
2)動きがない動詞\\ | 2)動きがない動詞\\ | ||
\\ | \\ | ||
- | ・**意志動詞/無意志動詞**[[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]] | + | ・**意志動詞/無意志動詞**[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]] |
===== 機能 ===== | ===== 機能 ===== | ||
==== 機能1★:動作の終了 ==== | ==== 機能1★:動作の終了 ==== | ||
行 25: | 行 26: | ||
・Vはじめる \\ | ・Vはじめる \\ | ||
・Vだす \\ | ・Vだす \\ | ||
- | ・Vつづける(つづく) | + | ・Vつづける(つづく)\\ |
+ | ・Vてしまう | ||
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === | ||
例4.子どもはごはんを食べはじめた。 \\ | 例4.子どもはごはんを食べはじめた。 \\ | ||
行 31: | 行 33: | ||
例6.今日一日、雨が降りつづけるだろう。 \\ | 例6.今日一日、雨が降りつづけるだろう。 \\ | ||
例7.雨が降りつづいている。 \\ | 例7.雨が降りつづいている。 \\ | ||
- | 例8.山の中を5時間歩きつづけた。 | + | 例8.山の中を5時間歩きつづけた。\\ |
+ | 例9.ケーキを食べてしまった。 | ||
=== 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === | ||
**Vおわる(おえる)**:**動作の終了**\\ | **Vおわる(おえる)**:**動作の終了**\\ | ||
※「おわる」:意志動詞とも無意志動詞とも使える \\ | ※「おわる」:意志動詞とも無意志動詞とも使える \\ | ||
****※「おえる」****:意志動詞としか使えない \\ | ****※「おえる」****:意志動詞としか使えない \\ | ||
+ | **Vてしまう:**動作の対象を完全に/全部~\\ | ||
+ | 例)ケーキを食べてしまった。→ケーキを全部食べた\\ | ||
+ | 例)ケーキを食べおわった。→ケーキを食べる動作の終了\\ | ||
**Vはじめる**:**動作の開始** \\ | **Vはじめる**:**動作の開始** \\ | ||
- | **Vだす**:動作の開始 | + | **Vだす**:**動作の開始** \\ |
※無意志動詞としか使えない | ※無意志動詞としか使えない | ||
**Vつづける(つづく)**:**動作の継続** \\ | **Vつづける(つづく)**:**動作の継続** \\ | ||
行 44: | 行 50: | ||
➣「おわる/おえる」は、「行く」、「来る」、「帰る」とは使えない。 \\ | ➣「おわる/おえる」は、「行く」、「来る」、「帰る」とは使えない。 \\ | ||
\\ | \\ | ||
- | ➣「おえる」は、書きことばとして使われる。 | + | ➣「マラソンを走りおえた」は言えるが、「マラソンを走りおわった」は言えない。\\ |
+ | その理由は次のように説明できる:\\ | ||
+ | 「走る」は、本来、対象(「Nを」)をとらない動詞(自動詞)である[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]。\\ | ||
+ | 他動詞である「おえる」をつけると、「走りおえる」は他動詞に変わり、対象(マラソン、10km など)をとることができる。\\ | ||
+ | 自動詞である「おわる」をつけると、「走りおわる」全体が自動詞となるので、対象(マラソン、10km など)をとることができない。\\ | ||
+ | ※しかし、対象を使わない場合は、「走りおわる」の使用は可能である。\\ | ||
+ | 例)きょう最後の選手も走りおわった。\\ | ||
+ | \\ | ||
+ | ➣「おえる」は、書きことばとして使われる\\ | ||
+ | 例)書きおわる→話ことば/書きことば\\ | ||
+ | 例)書きおえる→書きことば | ||
8vおわる_おえる.1706579896.txt.gz · 最終更新: 2024/01/30 10:58 by kaken