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初級日本語文法の総まとめ

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51vている [2024/01/26 12:40] – [コラム] kaken51vている [2024/02/29 16:33] (現在) – [確認問題] kaken
行 2: 行 2:
 ===== 基本情報 ===== ===== 基本情報 =====
 旧JLPT該当級:4\\ 旧JLPT該当級:4\\
-品詞: 複合動詞[[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]]\\ +品詞: 複合動詞[[⑧動詞のタイプ|[動詞のタイプ]]][[用語の説明|【用語の説明】]]\\ 
-前接: V**て**形 \\+前接: V(動詞)**て**形[[⑥動詞活用|⑥[動詞活用] ]] \\
 意味: 1できごとの進行\\ 意味: 1できごとの進行\\
     2できごとの反復(動き・結果のくりかえし)\\     2できごとの反復(動き・結果のくりかえし)\\
行 9: 行 9:
     4経験     4経験
 ===== 使い分けが必要な文法・文型 =====  ===== 使い分けが必要な文法・文型 ===== 
-・1、2Vる\\ +・1、2Vる[[119vる|119[Vる]]]\\ 
-・1Vつづける(つづく)\\ +・1Vつづける(つづく)[[44vつづける_つづく|44[Vつづける(つづく)] ]]\\ 
-・3Vてある\\ +・3Vてある[[49vてある|49[Vてある]]]\\ 
-・4Vた\\+・4Vた[[36vた|36[Vた]]]\\
 ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 ===== ===== 文型を使う上で理解が必要な情報 =====
-                                 **動詞のタイプ[[⑧動詞のタイプ|動詞のタイプ]]**+                                 **動詞のタイプ**[[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]]
 |1)動きがある動詞 ||||||2)動きがない\\ (状態)動詞\\  Nをとらない\\  動詞\\ **【<color #00a2e8>ある</color>、<color #00a2e8>いる</color>、<color #00a2e8>できる</color>、<color #00a2e8>似る</color>、<color #00a2e8>似合う</color>】**\\ | |1)動きがある動詞 ||||||2)動きがない\\ (状態)動詞\\  Nをとらない\\  動詞\\ **【<color #00a2e8>ある</color>、<color #00a2e8>いる</color>、<color #00a2e8>できる</color>、<color #00a2e8>似る</color>、<color #00a2e8>似合う</color>】**\\ |
 |①動きがしばらく続く動詞(動作動詞)|||②動きが短い動詞(変化/瞬間動詞)|||:::| |①動きがしばらく続く動詞(動作動詞)|||②動きが短い動詞(変化/瞬間動詞)|||:::|
行 21: 行 21:
 ===== 機能 ===== ===== 機能 =====
 ==== 機能1★: できごとの進行(現在、動きが続いている)  ====               ==== 機能1★: できごとの進行(現在、動きが続いている)  ====              
-1)の動詞を使う+※動詞のタイプ:1)動きがある動詞①動きがしばらく続く動詞を使う
 === 機能1用例: === === 機能1用例: ===
 例1.田中さんは、今、ごはんを食べている。\\ 例1.田中さんは、今、ごはんを食べている。\\
-{{Vている_例1.mp3}}\\ 
 例2.子どもは、今、寝ている。\\ 例2.子どもは、今、寝ている。\\
-{{Vている_例2.mp3}}\\ 
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型: ===
-**・Vる** \\ +・Vる\\ 
-1)、2)動詞を使う\\ +※動詞のタイプ:1)動きがある動詞、2)動きがない動詞を使う\\ 
-**・Vつづける(つづく)**\\ +・Vつづける(つづく)\\ 
-基本的に、1)動詞を使うが、2)動詞を使う場合もある+※動詞のタイプ:基本的に、1)動きがある動詞を使うが、2)動きがない動詞を使う場合もある
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 **V ている**: V の動きがいま続いている \\ **V ている**: V の動きがいま続いている \\
行 39: 行 37:
 === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
 例3.田中さんは、これから、ごはんを食べる。\\ 例3.田中さんは、これから、ごはんを食べる。\\
-{{Vている_例3.mp3}}\\ 
 例4.田中さんは、来月、結婚する。\\ 例4.田中さんは、来月、結婚する。\\
-{{Vている_例4.mp3}}\\ 
 例5.山の中を5時間歩きつづける。\\ 例5.山の中を5時間歩きつづける。\\
 例6.今日一日、雨が降りつづける(つづく)だろう。 例6.今日一日、雨が降りつづける(つづく)だろう。
 ==== 機能2★:動き・結果のくりかえし【習慣】 (いつも、毎日・・・) ====  ==== 機能2★:動き・結果のくりかえし【習慣】 (いつも、毎日・・・) ==== 
-1)動詞を使う  ※1)②-2-1の動詞 はあまり使わない +※動詞のタイプ:1)動きがある動詞を使う  ※1)②-2-1の動詞 はあまり使わない】 
 === 機能2用例: === === 機能2用例: ===
 例7.先生は、いつも、研究室で昼ごはんを食べている。\\ 例7.先生は、いつも、研究室で昼ごはんを食べている。\\
-{{Vている_例5.mp3}}\\ 
 例8.毎日、8時間、寝ている。\\ 例8.毎日、8時間、寝ている。\\
-{{Vている_例6.mp3}}\\ 
 例9.この部屋の電気は、いつも、ついている。\\ 例9.この部屋の電気は、いつも、ついている。\\
-{{Vている_例7.mp3}}\\ 
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・****Vる****\\ ・****Vる****\\
-1)動詞も、2)動詞も使うが、基本的に1)①、2) の動詞をよく使う \\+※動詞のタイプ:1)動きがある動詞も、2)動きがない動詞も使うが、基本的に動きがしばらく続く動詞と動きがない動詞をよく使う \\
 === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 **Vている**と**Vる**の大きな違いはないが、「最近」を使うと、 「V ている」のほうがいい。\\ **Vている**と**Vる**の大きな違いはないが、「最近」を使うと、 「V ている」のほうがいい。\\
 例10.田中さんは、最近、フランス語を勉強している。\\ 例10.田中さんは、最近、フランス語を勉強している。\\
-{{Vている_例8.mp3}} 
 ==== 機能3★:できごとの結果の状態(結果が続いている)     ====            ==== 機能3★:できごとの結果の状態(結果が続いている)     ====           
-1)②動詞を使う\\+※動詞のタイプ:1)動きがある動詞動きが短い動詞を使う\\
 === 機能3用例: === === 機能3用例: ===
 例11.教室の電気がついている。\\ 例11.教室の電気がついている。\\
-{{Vている_例9.mp3}}\\ 
 例12.田中さんはコートを着ている。\\ 例12.田中さんはコートを着ている。\\
-{{Vている_例10.mp3}}\\ 
 例13.山田さんは結婚している。\\ 例13.山田さんは結婚している。\\
-{{Vている_例11.mp3}}\\ 
 === 機能3と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能3と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・****Vてある****                \\                                                   ・****Vてある****                \\                                                  
-1)①-1 の動詞を使う\\+※動詞のタイプ:1)動きがある動詞の動きがしばらく続く動詞①-1の動詞を使う\\
 === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 ^ ^  動作主(動きをする人)  ^  動き・変化  ^  結果  ^ ^ ^  動作主(動きをする人)  ^  動き・変化  ^  結果  ^
行 78: 行 67:
 === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能3と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
 例14.教室の電気がつけてある。\\ 例14.教室の電気がつけてある。\\
-{{Vている_例12.mp3}}\\ 
 例15.ここに住所が書いてある。\\ 例15.ここに住所が書いてある。\\
-{{Vている_例13.mp3}}\\ 
 ==== 機能4★★:経験・経歴 ==== ==== 機能4★★:経験・経歴 ====
-1)動詞を使う\\+※動詞のタイプ:1)動きがある動詞を使う\\
 === 機能4用例: === === 機能4用例: ===
 例16.この本はもう読んでいる。\\ 例16.この本はもう読んでいる。\\
-{{Vている_例14.mp3}}\\ 
 例17.この町には10年前に来ている。\\ 例17.この町には10年前に来ている。\\
-{{Vている_例15.mp3}}\\ +例18.この橋は5年前に壊れている。(白川監修、『日本語文法ハンドブック』(2001)、p.84)\\
-例18.この橋は5年前に壊れている。(白川監修、『日本語文法ハンドブック』,p.84)\\ +
-{{Vている_例16.mp3}}\\+
 === 機能4と使い分けが必要な文法・文型: === === 機能4と使い分けが必要な文法・文型: ===
 ・****Vた****\\                                                  ・****Vた****\\                                                 
 === 機能4と使い分けが必要な文法・文型の用例: === === 機能4と使い分けが必要な文法・文型の用例: ===
 例19.この本はもう読んだ。\\ 例19.この本はもう読んだ。\\
-{{Vている_例17.mp3}}\\ 
 例20.この町には10年前に来た。\\ 例20.この町には10年前に来た。\\
-{{Vている_例18.mp3}}\\ 
 例21.この橋は5年前に壊れた。\\ 例21.この橋は5年前に壊れた。\\
-{{Vている_例19.mp3}}\\ 
 === 機能4と使い分けが必要な文法・文型の違い: === === 機能4と使い分けが必要な文法・文型の違い: ===
 **V ている**: V の動き(過去の動き)は発話時(現在)にかかわりがある \\ **V ている**: V の動き(過去の動き)は発話時(現在)にかかわりがある \\
行 109: 行 90:
 |:::|この橋は5年前に壊れた。 |橋が壊れた |×| |:::|この橋は5年前に壊れた。 |橋が壊れた |×|
 ===== コラム ===== ===== コラム =====
-2)の状態動詞は、通常、「Vている」の形をもたない\\+➣状態動詞([[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]])は、通常、「Vている」の形をもたない\\
 ある⇒あっている ×\\ ある⇒あっている ×\\
 いる⇒いている  ×\\ いる⇒いている  ×\\
行 122: 行 103:
 ➣いくつかの機能で使われる動詞がある。区別は文脈の中でする。\\ ➣いくつかの機能で使われる動詞がある。区別は文脈の中でする。\\
 来ている:\\ 来ている:\\
-田中さんは、今、大学へ来ている。(動きが続いている)\\ +例)田中さんは、今、大学へ来ている。(動きが続いている)\\ 
-田中さんは、今、大学に来ている=大学にいる。(結果が続いている)\\ +例)田中さんは、今、大学に来ている=大学にいる。(結果が続いている)\\ 
-リンさんは、毎年、日本に来ている。(くりかえし)\\+例)リンさんは、毎年、日本に来ている。(くりかえし)\\
 \\ \\
 着ている:\\ 着ている:\\
-母は、今、着物を着ている。(動きが続いている)\\ +例)母は、今、着物を着ている。(動きが続いている)\\ 
-母は、、着物を着ている。(結果が続いている)\\ +例)母は、きょうは、着物を着ている。(結果が続いている)\\ 
-母は、いつも、着物を着ている。(くかえし)\\+例)母は、いつも、着物を着ている。(くかえし)\\
 \\ \\
 落ちている:\\ 落ちている:\\
-花が木からひらひら落ちている。(動きが続いている)\\ +例)花が木からひらひら落ちている。(動きが続いている)\\ 
-あそこにさいふが落ちている。(結果が続いている)\\+例)あそこにさいふが落ちている。(結果が続いている)\\
 \\ \\
 ➣無意志的できごとに「Vている」を使う\\ ➣無意志的できごとに「Vている」を使う\\
行 140: 行 121:
 例)電気がつけてある(意志的できごと)\\ 例)電気がつけてある(意志的できごと)\\
 \\ \\
-➣1)②(主に、1)②-2の動詞の「ている」形には、機能3(「結果が続いている」)と機能4(「経験・経歴」)があるが、その違いは次のようだ。\\+➣1)動きがある動詞の②-2の動詞([[⑧動詞のタイプ|⑧[動詞のタイプ]]])の「ている」形には、機能3(「結果が続いている」)と機能4(「経験・経歴」)があるが、その違いは次のようだ。\\
 ・機能3「結果が続いている」:Vの動き(過去の動き)と現在の連続性がある\\ ・機能3「結果が続いている」:Vの動き(過去の動き)と現在の連続性がある\\
 例)この橋は5年前から壊れている。→この橋は5年前から現在までずっと壊れている。\\ 例)この橋は5年前から壊れている。→この橋は5年前から現在までずっと壊れている。\\
-・機能4「経験」:Vの動き(過去の動き)と現在の連続性がない\\+・機能4「経験」Vの動き(過去の動き)と現在の連続性がない\\
 例)この橋は5年前に壊れている。→この橋は現在は使えない。\\ 例)この橋は5年前に壊れている。→この橋は現在は使えない。\\
 \\ \\
-➣否定形 ⇒ Vていない\\+➣否定形 ⇒Vていない\\
 \\ \\
-➣過去形 ⇒ Vていた\\+➣過去形 ⇒Vていた\\
 \\ \\
 ➣会話で「ている」の「い」がよく落ちる。\\ ➣会話で「ている」の「い」がよく落ちる。\\
行 155: 行 136:
 1 これからごはんを{a.作る b.作っている}から、待っててね。\\ 1 これからごはんを{a.作る b.作っている}から、待っててね。\\
 2 A:子どもがいないね。\\ 2 A:子どもがいないね。\\
-  B:【外を見て】、あっ、で{遊ぶ遊んでる}よ。\\+  B:【外を見て】、あっ、にわで{a.遊ぶ b.遊んでる}よ。\\
 3 A:Bさん、今、どこにいる?\\ 3 A:Bさん、今、どこにいる?\\
-  B:駅の前で{待つ待ってる}よ。\\ +  B:駅の前で{a.待つ b.待ってる}よ。\\ 
-4 テーブルの上にコップが並べて{いるある}。\\ +4 テーブルの上にコップが並べて{a.いる b.ある}。\\ 
-5 あそこにさいふが{落ちている落としてある}。\\+5 あそこにさいふが{a.落ちている b.落としてある}。\\
 \\ \\
 ===== 確認問題の説明 ===== ===== 確認問題の説明 =====
51vている.1706240426.txt.gz · 最終更新: 2024/01/26 12:40 by kaken

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