日本語参照文法

初級日本語文法の総まとめ

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59vてはいけない

59[Vてはいけない]

基本情報

旧JLPT該当級:3
品詞: 文型【用語の説明】
前接: V(動詞)⑥[動詞活用] 
意味: 1禁止
    2義務

使い分けが必要な文法・文型

・1V(なく)てもいい62[Vてもいい]
・2Vなければならない76[Vなければならない]

機能

機能1★: 【Vてはいけない】禁止

機能1用例:

例1.教室で食べてはいけない。
例2.このいすに座ってはいけない。

機能1と使い分けが必要な文法・文型:

・Vてもいい

機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例:

例3.ここで食べてもいい。
例4.このいすに座ってもいい。

機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: 

・Vてはいけない:Vをすることを禁止する
・Vてもいい:Vをすることを許可する

機能2★:【Vなくてはいけない】 義務

機能2用例:

例5.毎日、宿題をしなくてはいけない。
例6.やさいをたくさん食べなくてはいけない。

機能2と使い分けが必要な文法・文型:

・Vなければならない
・Vなくてもいい

機能2と使い分けが必要な文法・文型の用例:

例7.社会のルールを守らなければならない。
例8.漢字を覚えるために、たくさん練習をしなければならない。
例9.この書類に住所を書かなくてもいい。
例10.先生と話すとき、日本語を使わなくてもいい。英語でもいい。

機能2と使い分けが必要な文法・文型の違い: 

「Vなくてはいけない」「Vなければならない」の大きな違いはないが、「Vなくてはいけない」は「だれにもそうする義務がある」というときに使うが、「Vなければならない」は「個別の事情で義務がある」というときに使う。
・Vなくてもいい:Vをする必要がない(「Vなくてはいけないか」という問いの否定の答え)

コラム➣

➣「Vてはいけない」のくだけた言い方:「Vちゃいけない」、「Vてはだめだ」
例)そんなことを言っちゃいけない。/そんなことを言ってはだめだ。

➣禁止表現には「Vる形+な」もあるが、ていねいさが低い。
例)スピードを出すな。

59vてはいけない.txt · 最終更新: 2024/03/02 12:12 by kaken

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