日本語参照文法

初級日本語文法の総まとめ

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105も

105[も] 

基本情報

1.旧JLPT該当級:4
2.品詞: 助詞【用語の説明】
3.前接: 1N(名詞)【用語の説明】
      2数量詞【用語の説明】
4.意味:1付加
     2意外性/強調

機能

機能1★:付加

機能1用例:

例1.リンさんは中国人です。チンさんも中国人です。
例2.くだものが好きです。やさいも好きです。
例3.お茶を飲みます。コーヒーも飲みます。
例4.北海道に行きました。沖縄にも行きました。

機能2★★:意外性/強調

「も」の前のことば=数量詞が意外または多いという意味

機能2用例:

例5.日よう日、10時間も寝た。→「10時間」=意外、多い
例6.田中さんは、毎日、コーヒーを5回も飲む。→「5回」=意外、多い

コラム

➣「助詞+も」
「にも」  〇  例)北海道に行きました。沖縄にも行きました。
「でも」  〇  例)川で泳ぎました。海でも泳ぎました。
「とも」  〇  例)外国は、家族と行きました。友だちとも行きました。
「からも」 〇  例)田中さんからプレゼントをもらいました。山田さんからももらいました。
「までも」 〇  例)山まで行きました。海までも行きました。
「がも」  ×   例)くだものが好きです。やさいも好きです。
「はも」  ×   例)リンさんは中国人です。チンさんも中国人です。
「をも」  ×   例)お茶を飲みます。コーヒーも飲みます。

➣「QW(疑問詞)+も」
QW+も+V【肯定形】【用語の説明】=「すべて~」
例)だれも(が)知っている。→「すべての人」
例)田中さんはだれにもプレゼントをあげた。→「すべての人に」
例)どこにも行きました。→「すべての場所に」
例)どかからも観光客が来る。→「すべての場所から」
※QWに「が」以外の助詞がもとからついている場合は、「QW+助詞+も」という順で使う。

※「なん」の場合→「なん+(助詞)+でも」
例)やさいは、なんでも食べる。
例)なんにでもなる。

※「でも」は、「なん」以外のQWとも使える。その場合の意味は、「どの~も」である。
例)だれでも知っている。→「どの人も」
例)どこにでも一人で行ける。→「どの場所も」

QW+も+V【否定形】cf.106[QWも~ない] 

105も.txt · 最終更新: 2024/02/28 11:51 by kaken

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