目次

39[Vだす] 

基本情報

1.旧JLPT該当級:3
2.品詞: 複合動詞⑧[動詞のタイプ]【用語の説明】
3.前接: V(動詞)連用形(ます形)⑥[動詞活用] 
4.意味: 動作の開始

使い分けが必要な文法・文型

・Vはじめる91[Vはじめる] 
・Vおわる(おえる)8[Vおわる(おえる)]
・Vつづける(つづく)44[Vつづける(つづく)] 

文型を使う上で理解が必要な情報

動詞のタイプ⑧[動詞のタイプ]
 1)動きがある動詞:①動きがしばらく続く動詞、②動きが短い動詞
 2)動きがない動詞

意志動詞/無意志動詞⑧[動詞のタイプ]

機能

機能1★:動作の開始

※動詞のタイプ:Vには①動きがしばらく続く動詞を使う
※動詞のタイプ:Vには、通常、無意志動詞を使う。

機能1用例:

例1.子どもは泣きだした。
例2.雨が降りだした。
例3.めざまし時計がなりだした。

機能1と使い分けが必要な文法・文型:

・Vはじめる
・Vおわる(おえる)
・Vつづける(つづく)

機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例:

例4.子どもはごはんを食べはじめた。
例5.雨が降りはじめた。
例6.子どもはごはんを食べおわった。
例7.10kmのマラソンを走りおえた。
例8.今日一日、雨が降りつづけるだろう。
例9.雨が降りつづいている。
例10.山の中を5時間歩きつづけた。

機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い: 

Vだす動作の開始
※無意志動詞としか使えない
Vはじめる動作の開始
Vおわる(おえる)動作の終了
※「おわる」:意志動詞とも無意志動詞とも使える
※「おえる」:意志動詞としか使えない
Vつづける(つづく)動作の継続
※「つづく」は「降る」という動詞のときのみに使う

コラム

➣「だす」は、「急に」、「突然」のようなときによく使う。
例)急に、雨が降りだした。
例)田中さんは、突然、泣きだした。