・でしょう58[でしょう]
・と思う68[と思う]
・かもしれない14[かもしれない]
・そうだ【様態】34[そうだ]①
例1.あの人は外国人だろう。
例2.あの人は日本人じゃないだろう。
例3.田中さんはやさいがきらいだろう。
例4.きょう、雨がふるだろう。
・でしょう
・と思う
・かもしれない
・そうだ【様態】
だろう:話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。話し手の予想が
正しいと話し手が思っているときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例6
普通体の書きことばと、主に男性がていねいではない話しことばで使う。
例5. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるだろう【話し手の推量】。
例6.#雨が降るだろうし、降らないだろう。
でしょう:話し手の推量(話し手があることを根拠として予想していること)を言うときに使う。話し手の予想 が正しいと話し手が思っているときに使う。「あることが起きる予想」が正しい場合と正しくない場合には使えない。→例8
「だろう」よりていねいな話しことば。
例7. 家の前に田中さんの車がある【根拠】。田中さんは家にいるでしょう【話し手の推量】。
例8.#雨が降るでしょうし、降らないでしょう。
と思う:話し手の意見、主観的な考えを言うときに使う。
例9.田中さんは家にいると思う【話し手の主観的な考え】。
かもしれない:「あることが起きる可能性がある」という話し手の推量を表す。「あることが起きる可能性」は 「だろう/でしょう」より低い。また、「あることが起きる可能性」が正しい場合も、正しくない場合も使える。→例11
例10.田中さんは家にいるかもしれない【あることの可能性についての話し手の推量】。
例11.雨が降るかもしれないし、降らないかもしれない。
そうだ:話し手が兆候や外観から人・ものの様子やできごとが起こる可能性について判断する(予想する)。
「Vそうだ」:①話し手の判断・予想→例12、例14
②できごとがこれから(すぐ/今にも)起こる可能性【直前】→例13
「Aそうだ」:外観からの今の様子についての推測→例15、例16
例12.きょう、雨が降りそうだ。
例13.本がたなから(すぐ/今にも)落ちそうだ。
例14.このパソコンは古いですが、まだ使えそうです。
例15.このケーキはおいしそうだ。
例16.田中さんは、ひまそうだ。
例17.このくだものはおいしいだろう。↗
・でしょう
「だろう」と「でしょう」の大きな違いはない。「でしょう」は「だろう」よりていねいな話しことば。また、話しことばでは主に男性が使う「だろう」となることもある。
例18.このくだものはおいしいでしょう。↗
例19.今夜、田中さんのバースデイパーティーに行くでしょう。↗
➣「だろう」と間違いやすい文型:「はずだ」
「はずだ」:根拠(客観的な理由)に基づいた話し手の確信
「だろう」:話し手の推測(根拠はない)
例)ヤンさんは、もう10年日本語を勉強しているから、日本語が上手なはずだ。→「10年勉強している」=根拠
例)ヤンさんは、日本語が上手だろう。→話し手はそう思うだけ
1 このドレスの色、{a.きれい b.きれいだ}だろう。
2 きのう、山田さんもパーティーに{a.来ました b.来た}だろう。
3 あしたも{a.雨 b.雨だ}だろう。
1 cf. 基本情報、前接
2 cf. 基本情報、前接
3 cf. 基本情報、前接