・動詞のタイプ⑧[動詞のタイプ]
1)動きがある動詞=動作動詞
2)動きがない動詞=状態動詞
例1.部屋にいすが4つあります。
例2.日本に住んでいます。
・助詞「で」
例3.うちでごはんを食べます。
例4.京都でまつりがあります。
で:動きの場所→動きがある動詞を使う
に:存在の場所→動きがない動詞を使う
例5.毎日、7時に起きます。
例6.3月4日に生まれました。
例7.水曜日にコンピュータの授業があります。
※「に」は、絶対的時間(例5-例7)のときに使う。
相対的時間の名詞(きょう、あした、今週、来月 など)、また「いつ」、「毎日」と一緒には使えない。
例)あした、テストがある。
例)先週、京都に行った。
例)いつ、国へ帰りますか。
例8.食堂に行きます。
例9.おふろに入ります。
・助詞「へ」
例10. 食堂へ行きます。
例11.#おふろへ入ります。
「に」と「へ」の大きな違いはないが、以下のように区別ができる。
食堂へ行きます。→食堂まで行きますが、中には入りません。
食堂に行きます。→食堂まで行って中に入ります。
※例11.「#おふろへ入ります。」が使えないのは、その違いのためである。
例12.さんぽに行きます。
例13.食堂にごはんを食べに行きます。
例14.あした、先生に会う。
例15.母にプレゼントをあげます。
・助詞「と」
例16.あした、先生と会う。
「と」は「相互的な動作」のときに使う。「相互的な動作」という意味がない場合の対象には、「に」は使えるが、「と」は使えない。
例)#母とプレゼントをあげます。
例17.友だちにプレゼントをもらいました。
・助詞「から」
例18.友だちからプレゼントをもらいました。
「から」と「に」の違いはない。
例19.わたしに(は)夢がある。
例20.わたしに(は)そんなことはできない。
例21.弟は母に叱られた。
・助詞「が」/助詞「は」
例22.わたしは夢がある。
例23.わたしはそんなことはできない。
例24.母が弟を叱った。
※主体に「に」が使えるのは次の場合である:
・所有の所有者=人→例19(わたしの夢)
・述語【用語の説明】に「可能」、「思考」(「わかる」など)、「感覚」(「感じる」など)の動詞が使われる文→例20(できない)
・「受け身」文、「使役の受け身」文、「Vてもらう」文の主体→例21(母)
動詞「ある」が2種類ある。
例)へやにいすが4つある。 「ある」→動きがない状態動詞
例)京都でまつりがある。 「ある」→動きがある動作動詞
1 どこ{a.に b.で}電車に乗りますか。
2 「みどり」ホール{a.に b.で}コンサートがあります。
3 大学{a.に b.へ}入学します。
4 だれ{a.に b.へ}ペンを借りましたか。
5 友だち{a.に b.と}電話をかける。
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2 cf.コラム
3 cf.機能3
4 cf.機能6
5 cf.機能5