49vてある
49[Vてある]
基本情報
使い分けが必要な文法・文型
文型を使う上で理解が必要な情報
動詞のタイプ⑧[動詞のタイプ]
1)動きがある動詞 | 2)動きがない (状態)動詞 Nをとらない動詞 【ある、いる、 できる、似る、 似合う】 |
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①動きがしばらく続く動詞(動作動詞) | ②動きが短い動詞(変化/瞬間動詞) | ||||||
①-1 Nをとる動詞 | ①-2 Nをとらない動詞 【歩く、寝る】 | ②-1 Nをとる動詞 【かぶる、着る】 | ②-2 Nをとらない動詞 |
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①-1-1 自他のペアがない 【食べる、 書 く】 | ①-1-2 自他のペアがある 【消す、 つける】 | ②-2-1 自他のペア がない 【死ぬ、 結婚する】 | ②-2-2 自他のペアがある 【消える、つく】 |
機能
機能1★:できごとの結果の状態が続いている
※動詞のタイプ: 動きがある動詞①-1の動詞を使う
機能1用例:
例1.教室の電気がつけてある。
例2.ここに住所が書いてある。
機能1と使い分けが必要な文法・文型:
・Vている(※動詞のタイプ:Vには動きがある動詞の②動きが短い動詞を使う)
・Vておく
機能1と使い分けが必要な文法・文型の用例:
例3.教室の電気がついている。
例4.田中さんはコートを着ている。
例5. 山田さんは結婚している。
例6. 来週までにこの本を読んでおく。
例7. お弁当を作っておいた。
機能1と使い分けが必要な文法・文型の違い:
・「Vてある」と「Vている」
動作主(動きをする人) | 動き・変化 | 結果 | |
---|---|---|---|
Vている | × | 電気がついた | 電気がついている |
Vてある | 先生が | 電気をつけた | 電気がつけてある |
・「Vてある」と「Vておく」
Vておく:目的のために、準備をする
例)来週までにこの本を読んでおく。
Vてある:準備が出来ている状態
例)#来週までにこの本が読んである。
例) この本はもう読んである。
コラム
➣無意志的できごとに「Vている」を使う
意志的できごとに「Vてある」を使う
例)電気がついている(無意志的できごと)
例)電気がつけてある(意志的できごと)
➣否定形 ⇒ 「Vてない」
➣過去形 ⇒ 「Vてあった」
確認問題
1 テニスの試合は、もうはじまって{a.ある b.いる}。
2 子:おべんとうは?
母:もう作って{a. ある b.いる}よ。かばんの中、見て。
3 車は家の前に{a.止まって b.止めて}ある。
確認問題の説明
1 cf. 動詞のタイプ(はじまる⇒1)②-2-2)
2 cf.動詞のタイプ(作る⇒1)①-1-1)
「作ってある」⇒結果状態が続いている
「作っている」⇒動きが続いている
3 cf. 動詞のタイプ(止める⇒1)①-1-2)
49vてある.txt · 最終更新: 2024/02/29 15:15 by kaken