・新しい情報 /古い情報
主語=古い情報 [助詞] 述語=新しい情報
主語=新しい情報[助詞] 述語=古い情報
主題・主語=古い情報[は]述語=新しい情報
※主語はいつも主題である(例1、例2)。しかし、主題は主語でなくてもよい (例3、例4、例5)。
例1.田中さんは先生だ。 田中さん=主語・主題
例2.子どもはにわで遊んでいる。 子ども=主語・主題
例3.空港は、どうやって行きますか。 空港=主題
例4.きょうは、あまりいそがしくない。 きょう=主題
例5.パンはよく食べます。 パン=主題
・助詞「が」
・助詞「を」(主題が目的語である場合)
例6.田中さんが先生だ。
例7.子どもがにわで遊んでいる。
例8.朝、よくパンを食べます。
助詞[は]:主語・主題=古い情報/述語=新しい情報(述語にQW)
田中さんは先生だ。 ← 田中さんは何?
主語 述語
古い情報 新しい情報
子どもはにわで遊んでいる。← 子どもは何をしている?/子どもはどこで遊んでいる?
主語 述語
古い情報 新しい情報
助詞[が]:主語=新しい情報(主語にQW)/述語=古い情報
田中さんが先生だ。 ← だれが先生?
主語 述語
新しい情報 古い情報
子どもがにわで遊んでいる。 ← だれがにわで遊んでいる?
主語 述語
新しい情報 古い情報
助詞[を]:N=動きの対象(目的語)
朝、よくパンを食べます。
動作の対象(目的語)
例9.リンさんは中国人ですが、ヤンさんは韓国人です。
例10.コーヒーは好きですが、紅茶はあまり好きじゃないです。
例11.フランスには行ったが、スペインには行かなかった。
例12.地球は丸いです。
総称
例13.ペンギンはとりです。
総称=どのペンギンも
➣「助詞+は」
「には」 〇 例)きょう、大学には行きません。
「では」 〇 例)この川では泳げません。
「とは」 〇 例)もう田中さんとは会いません。
「からは」 〇 例)田中さんからはプレゼントをもらいませんでした。
「までは」 〇 例)仕事は、5時までは終わりません。
「がは」 ×
「をは」 ×
「もは」 ×
➣「(N)は(場所)にある/いる」と「(場所)に(N)がある/いる」の違い
新しい情報 新しい情報
パソコンはつくえの上にある。 ← パソコンはどこにある?
犬は部屋にいる。 ← 犬はどこにいる?
つくの上にパソコンがある。 ← つくえの上に何がある?
部屋に犬がいる。 ← 部屋に何がいる?
➣「N1はN2が~」文:N2はN1の部分や特徴
東京(N1)は物価(N2)が高いです。 ×東京の物価が高いです。
北海道(N1)は冬(N2)が寒いです。 ×北海道の冬が寒いです。
田中さん(N1)は髪(N2)が長いです。 ×田中さんの髪が長いです。
日本語(N1)は漢字(N2)が難しいです。 ×日本語の漢字が難しいです。
➣「主語(主体)に」cf.80[に] (機能7:動作の主体)
※主体に「に」を使う場合:
・所有の所有者=人
例)わたしに(は)夢がある。→わたしの夢
・述語【用語の説明】に「可能」、「思考」(「わかる」など)、「感覚」(「感じる」など)の動詞が使われる文
例)田中さんに(は)そんなことはできない。
・「受け身」文、「使役の受け身」文、「Vてもらう」文の主体
例)弟は母に叱られた。⇔母が/は弟を叱った。
➣主節と従属節の主語が異なる場合、従属節の主語に「が」を使う。
例)これは母がくれたプレゼントです。
これ=主節の主語
母=従属節の主語
➣主題に「なら」を使う場合もある。
「なら」と「は」の違い:
「なら」は動詞(V)にも、名詞(N)にもつくが、「は」は名詞(N)にしかつかない。
例)A:新しい携帯電話を買いたい。 B:携帯電話を買うなら、「タナカ屋」がいい。/携帯電話なら、「タナカ屋」がいい。
例)A:新しい携帯電話を買いたい。 B:携帯電話は、「タナカ屋」がいい。
1 どの人{a.は b.が}田中さんですか。
2 お誕生日{a.は b.が}いつですか。
3 あの家{a.は b.が}窓{a.は b.が}大きいです。
4 やさい{a.は b.が}買ったけど、くだもの{a.は b.が}買わなかった。
5 学生{a.は b.が}まじめに勉強しなければなりません。
1 cf.機能1
2 cf.機能1
3 cf. コラム
4 cf.機能2
5 cf.機能3