・前件/後件⑬[文のタイプ]
前件=2節からなる複文の前の節
後件=2節からなる複文の後の節
例1.子どものとき、よく友だちと外で遊んだ。
例2.さびしいとき、家族に電話する。
例3.ひまなとき、映画を見る。
例4.私が勉強しているとき、弟がテレビを見ていた。
例5.本を読むとき、めがねをかける。
例6.きのう、おふろに入っていたとき、地震があった。
・Vると
例7.お酒を飲むと、顔が赤くなる。
Vる(Vた)とき:時点を表し、その時点で(同時に)何が起きるかを示す。
Vると:条件(一般的条件(必然的な結果))または習慣・反復を表す
例)お酒を飲むとき、音楽を聴く。→「お酒を飲む」時点で音楽を聴く。
例)お酒を飲むと、顔が赤くなる。(お酒を飲まなければ、顔が赤くならない)→「お酒を飲む」ことが「顔が赤くなる」条件
「お酒を飲む」、「いつも顔が赤くなる」
例8.ごはんを食べるとき、「いただきます」と言います。
例9.日本へ来るときに、おみやげを買った。
・Vるまえに
例10.ごはんを食べるまえに、「いただきます」と言います。
例11.日本へ来るまえに、おみやげを買った。
「Vるとき」と「Vるまえに」の大きな違いはない。ただ、「Vるとき」には、「同時」という意味もある。
例12.ごはんを食べたとき、「ごちそうさまです」と言います。
例13.日本へ来たときに、おみやげを買った。
・Vたあとで
・Vてから
・Vたら
V1たときV2:V1の時点のあと、V2
V1たあとでV2:V1とV2の前後関係
V1てからV2:V1とV2の継続
V1たらV2:V1【条件】をすればV2をする
例14.ごはんを食べたあとで、「ごちそうさまです」と言います。
→ごはんを食べる。そのあと、「ごちそうさまです」という。
例15.ごはんを食べてから、「ごちそうさまです」と言いなさい。
→ごはんを食べてからでないと、「ごちそうさまです」とは言えない。
例16.日本では、ごはんを食べたら、「ごちそうさまです」と言います。
→ごはんを食べることが「ごちそうさまです」をいうための条件。
例17.教室に着いたとき、授業はもう始まっていた。
➣「とき」には、「ときに」、「とき(に)は」という形もある。「ときに」は一回的なできごとに使いやすい。「とき(に)は」対比のときに使う。
例)子どものときに、愛犬が死んだ。→一回的なできごと
例)子どものとき(に)は、愛犬が死んだ。→今ではなく、子どものとき
➣後件のテンス
外国に行くとき、おみやげを買う。→外国に行くまえにおみやげを買う
外国に行ったとき、おみやげを買う。→外国に行ってからおみやげを買う
外国に行くとき、おみやげを買った。→以前、外国に行くまえにおみやげを買った
外国に行ったとき、おみやげを買った。→以前、外国に行ってからおみやげを買った
1 東京に{a.行く b.行った}とき、東京タワーに登った。
2 本を読み{a.おわったとき b.おわったら}、返してください。
3 たいくつ{a.の b.な}とき電話をください。
4 バスを{a.おりる b.おりた}とき、料金を払う。
1 cf.機能1用法3
2 cf.機能1用法3
3 cf.基本情報・前接
4 cf.機能1用法2